2021年1月5日

現在保有している個別株銘柄(2020年12月末)―コア銘柄の一部が入れ替わる

 

前回の記事に続いて現在のポートフォリオの確認です。私は資産運用のコアはインデックスファンドの積立投資とETFの保有ですが、サテライトとして日米の個別株に投資しています。個別株投資は投資信託以上にバイ&ホールド戦略が基本なので売買はほとんどしておらず、相場が大きく下げた局面でスポット的に買い増しを続けてきました。ただ、2020年はコア銘柄の一部が入れ替わっています。

現在保有している個別株銘柄は以下の通りです。

■日本株
JT
日清紡ホールディングス
クラボウ
クラレ
キヤノン
住友商事
日本郵船
NTT
関西電力

■米国株
エクソン・モービル
ボーイング
ゼネラル・エレクトリック
ジョンソン・アンド・ジョンソン
マイクロソフト

昨年からの大きな変化は、新たにNTTが加わったことです。これまで日本株投資のコア銘柄としてNTTドコモを保有していましたが、これが昨年にNTTによってTOBされました。このためNTTドコモを売却し、TOBにともなうプレミアムも含めてかなり大きな利益確定となったので、その資金でNTTを購入しています。引き続き日本株のポートフォリオに情報通信銘柄を入れておきたかったので、そうなると選択肢はNTTの一択だと考えたわけです。

その他はとくに大きな変化はありません。成績の方はあいかわらずまだら模様。NTT、クラボウ、マイクロソフトなどは大きな含み益となっていますが、JTやキヤノン、ゼネラル・エレクトリックなどは冴えません。一方、これまで苦戦していた住友商事や日本郵船がここにきて含み益に転じました。ジョンソン・アンド・ジョンソンも堅調です。ボーイングも一時は大変な状況になりましたが、もともと買値が安かったこともあり、ここにきて回復です。やはり新型コロナウイルス禍を契機に、市場のキャラクターが大きく変化したことを感じます。

運用成績としては大したものではありませんが、2021年も引き続き大らかな気持ちで個別株投資を続けるつもりです。どこかで大きな下げ局面があると思いますので、そこで丁寧に押し目を拾っていこうと思います。また、昨年はネット証券を中心に個別株取引の売買手数料無料化の流れが一気に加速しました。もともと個別株投資は保有コストがゼロですが、さらに売買手数料まで無料になったことで、究極の低コストアクティブ投資だと言っていいでしょう。

よくコア&サテライト戦略として、コアにインデックスファンド、サテライトでアクティブファンドを買うという方法を推奨する人がいますが、どうせサテライトなら、よほど気に入ったアクティブファンドがある以外は個別株に投資するほうが何倍も楽しいというのが私の考えです。個別株投資こそ究極のアクティブ運用であり、さらに“企業のオーナシップを所有する”という楽しみは投資信託を通じた投資よりもはるかに大きいからです。このあたりを楽しめる人は、個別株投資も楽しむことができるでしょう。2021年も個別株投資は趣味を兼ねて続けていこうと思います。
(本稿は特定銘柄を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。)

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