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2019年9月21日
靴磨きは楽しい―シューケア用品をひととおりそろえる
私は基本的に掃除や洗濯などは嫌いな性分なのですが、どういうわけか昔から靴磨きだけは好きでした。ところが結婚して新居に移ってからは、シューケア用品を実家に置いてきたため、靴の手入れがほとんどできていませんでした。おかげでお気に入りの革靴をすっかり痛めてしまうはめに。やはり革靴というのは日常のケアが非常に大切なのだと改めて実感しました。そこで先日、久しぶりに革靴を何足か買ったのに合わせてシューケア用品もひととおりそろえることに。さっそく履き下ろし前のプレメンテナンスを施しました。やはりしっかりとした道具をそろえて靴を磨くと仕上がりが違います。すっかり靴磨きの楽しさに魅了されています。
しっかりとした作りの革靴は日常的にケアすれば、かなり長期間にわたって愛用することができます。ところが手入れを怠ると、すぐに皮革がダメになる。靴がみすぼらしいと恥ずかしいので、昔から靴磨きを定期的にするようにしていました。ところが今年は年初に結婚して新居に引っ越ししたため、手元にまともなシューケア用品がありませんでした(それまでは実家に常備されていた道具を使っていました)。しかたないので近所のスーパーで売っている安物の靴クリームなどでだましだましケアしていたのですが、やはり手抜きはだめで、10年近く愛用していた革靴がすっかり傷んでしまいました。
そこで思い切って新しい革靴を買い始めたところすっかり本格革靴にハマってしまいました。そうなるとシューケア用品も一気にそろえることに。履き下ろし前に保湿や油分補給のためのプレメンテナンスをする必要があるからです。ちまちま道具をそろえるが面倒くさかったので、ちょっと割高になりますがAmazonでコロンブスのBootBlackシューケアベーシックコンパクトセットを購入しました。
これがなかなか便利なセットなのです。汚れ落としローション、乳化性シュークリーム(黒とニュートラル)、ワックス(ニュートラル)、馬毛ブラシ、豚毛ブラシ×2、豚毛ペネトレイトブラシ×2、竹ブラシ、靴磨きムートンクロス、ネル布がそろっています。これだけの道具があればかなり充実したメンテナンスができます。瀟洒な木箱もお洒落(ただ、もう少し容量が欲しかった)。欠けているものがあるとすれば、疲れた革にしっかりと水分と油分を補給するために塗るデリケートクリームですが、これもコロンブスのBootBlackシルバーライン デリケートクリーム ニュートラルを別途購入しました(これはお勧めのデリケートクリームです)。
新品の革靴というのは、店頭や倉庫に長期間保管されているケースが少なくありません。その間に皮革の水分や油分が失われ、柔軟性が低下している可能性があります。そこで履き下ろしの前に汚れを軽く落とし、デリケートクリームをしっかりと塗り込む。それからシュークリームを塗り込んで磨き上げるのがプレメンテナンスです。プレメンテナンスをすることで革靴の寿命が明らかに伸びます。
久しぶりにがっつりと靴磨きをしたのですが、やはり楽しい。クリームを塗り込んでブラシをかけるとどんどん革に艶が出てくる。どうもこういう作業には脳内物質の分泌を促す作用があるのかもしれません。また、コロンブスの商品はさすがに安定の品質。シューケア用品といえばM.モゥブレイやサフィール、コロニル、キィウィなど海外ブランドが有名ですが、日本を代表するブランドであるコロンブスのBootBlackも品質と扱い易さ、そして(とくにシルバーラインは)価格のバランスが素晴らしいです。
道具がそろったことで、これから楽しく靴磨きができそうです。やはり男の身だしなみで最も大切なのは靴なのです。「足元を見られる」ことのないように革靴は日々のメンテナンスを心掛けることが大切なのでした。
【ご参考】
本格的なシューケアを始めようと思ったらなら、最低限の道具として汚れ落としローション、シュークリーム、ブラシ、クロス(使い古して捨てるTシャツなどを切って利用)が必要です。とくにローションやシュークリームは実績のあるブランドの商品を選んでください。よくわからない粗悪な商品を使うと皮革を痛めます。そこで実績のあるブランドのセットを購入するのは間違いが少ないので一つの選択肢です。私のように木箱付きの割高なセットを購入する必要はありませんが、手ごろなものがいくつも売られています。参考までに私が購入したものと、購入を検討したものをいくつか紹介しておきます。