2019年7月5日

マネックス証券が米国株式の最低取引手数料を大幅引き下げ



私も米国株式投資で愛用しているマネックス証券が、2019年7月8日から米国株式の最低取引手数料を大幅に引き下げます。その額、なんと0.1ドル(10セント)! 従来の最低取引手数料が5ドルでしたから、驚くべき大幅値下げです。

ダウ指数最高値!最低取引手数料を0.1米ドルへ!(マネックス証券)

マネックス証券は米国株式取引で実績豊富なネット証券ですが、今回の取引手数料引き下げで利用者の利便性が一段と高まります。

マネックス証券の米国株式取引手数料は約定代金の0.45%ですが、従来は最低取引手数料が5ドルでした(これは競合するSBI証券や楽天証券も同様)。このため最低でも1回で1111ドル以上の取引をしないと手数料が割高になってしまいます。しかし今回、最低取引手数料が大幅に引き下げられたことで、さらに小口の取引でも手数料率が変わらないということになります。

これは米国株式取引では非常に有利な点です。売買単位が原則100株の日本株と違い、米国株は1株から売買できるので本来なら小口取引の利便性が高い。ところが、そのハードルとなっていたのが最低取引手数料でした。これが大幅に引き下げられたことで文字通り1株から米国株・ETFをコツコツと買い増すことができるようになります。

また、米国株式の取引では米ドルを調達する必要があり、為替手数料も負担となります。ところがマネックス証券は今回の手数料値下げに合わせてキャンペーンとして2020年1月7日まで米ドル為替手数料を無料となります。これも非常に太っ腹なサービスでしょう。

米国株式や海外ETFへの投資は外貨調達や税務処理で若干の知識が必要なので基本的に投資中級者以上にしか勧めにくいのですが、一方で米国株式への投資はちょっとしたブームですから、これからチャレンジしてみようと思っている人も多いかもしれません。その場合、もともとマネックス証券は米国株式に関して取扱銘柄の豊富さや売買システムの機能の充実さではSBI証券や楽天証券を上回っていますから、有力な選択肢となるでしょう。

【ご参考】
米国株・海外ETFの取引が可能なネット証券は、いずれもインターネットから無料で口座を開設できます。それぞれ得手・不得手があるので米国株投資を始めようと考えている人は比較研究してみてください。⇒マネックス証券SBI証券楽天証券

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