2019年4月4日

総記事数が1000本を超えました―これまでPVの多かった記事5選



いまごろ気づいたのですが、3月29日のエントリーでこのブログの総記事数が1000本となりました。さすがに1000本もの記事を書いてきたのかと思うと、ちょっと感慨深いものがあります。2015年からブログを書き始めましたが、積立投資と同じで、ブログもコツコツと続けているとそれなりの規模になるわけです。やはり継続のパワーは偉大です。思いついたことを書き散らかしているだけのブログですが、これまで続けることができたのも読者の皆さんのおかげ。改めて感謝いたします。そこでこれまでの回顧も含めて、ブログ開設以降の累計PVが多い記事5本をランキング形式で紹介します。

第5位
「日経ヴェリタス」の「個人投資家 七転び八起き」で紹介されました―なぜ分散投資を始めたのか

ブログを始めて驚いたのは、メディアからの取材依頼が来るようになったことです。最初に大きく取り上げてくれたのが、この記事にあるように「日経ヴェリタス」の「個人投資家 七転び八起き」というコーナーでした。なので個人的にも非常に思い出深い記事です。ちなみに上手く記事を書いてくれた「日経ヴェリタス」の記者さんはその後、世界最大級の機関投資家に転職され、大活躍中です。

第4位
「暴落したら全力買いだぜ」が実行できるほど現実は甘くない―リーマン・ショックから10年に寄せて

比較的最近の記事ですが予想外に多くのPVを集めました。リーマン・ショックから10年が経ち、あの大暴落とその後の不景気を直接経験していない若い個人投資家も増えています。だからこそ、リーマン・ショックのような大きな経済危機を経験した人は、その体験を語り継ぐ義務があると思う。ロートル投資家のイキリ記事だという批判も受けますが、やはり「前車が覆るは後車の戒め」でなければならないと思い、あえて書いたことを思い出しました。

第3位
トルコリラの暴落で焼かれた人は改めて為替や投資について勉強し直した方がいい

これも最近の記事です。どういうわけかFXに関係する内容を書くとPVが伸びます。そして、この記事で指摘した日本におけるFX流行の問題もまた、常に繰り返されています。また、新興国投資に対する理解もいまだ不十分。日本で投資が一般化するためにも、このあたりは引き続き課題となるのでしょう。

第2位
日銀のマイナス金利導入で資産運用にどのような影響があるか

ここ数年間の日本の投資環境に大きな影響を及ぼしたということでは、やはり日銀によるマイナス金利の導入があります。この記事を書いたとき、私自身も実際のところ、どういった影響が出るのか予想がつきませんでした。あれから3年が経ち、日銀によるマイナス金利政策は現在も続いています。やはり今後、どういった影響が出てくるのか、いまだに予想がつきません。依然として、この記事で書いたように「無リスク資産とリスク資産でバランスを取った徹底的な分散投資・運用が重要になります」という考えが強くなっています。

第1位
内藤忍氏推奨のワインファンドへの行政処分に想ふ-投資している自分が特別だと思い込む“意識高い系”の病について

堂々の1位はこの記事でした。PVが伸びた要因には、ニュースピックにピックされたり、カン・チュンドさんにブログで取り上げていただいたことなどがあります。そしてこれは大事なことなのであえて強調しますが、この記事を書いた目的はなにも内藤忍氏や、はあちゅうさんをdisることではありませんでした。それよりも、投資をしているだけで、なにか自分が特別な存在になったかのような気になる“意識高い系”個人投資家の危うさというものを、自戒も込めて、指摘したかったのです。そういった“意識高い系”の病によって、依然として投資に絡む問題が起こっています。実際にワインファンド事件の後でも、ソーシャルレンディングや仮想通貨などトラブルを起こすことになる新奇な投資案件が登場し、やはりワインファンドの時と同じように、投資についてよく勉強しているように見える人たちが吸い寄せられていきました。それほど投資における“意識高い系”の病というのは、深刻な問題なのです。

さて、総記事数が1000本を超えたことで、なんとなく一区切りの感がありますが、引き続きコツコツと更新を続けてきたいと思います。最近はプライベートが忙しく、以前のように毎日更新というわけにはいきませんが、今後もこのブログにお付き合いいただければ幸いです。

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