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2018年10月30日

楽天証券がETF「MAXIS」シリーズ全16本の取引手数料を無料に



楽天証券が、三菱UFJ国際投信のETF「MAXIS」シリーズ全16本の取引手数料を2018年11月1日から無料にすると発表しました。

楽天証券、「MAXISシリーズETF」全16本の取引手数料を無料化!(楽天証券)

これはすごいサービスです。今回のサービス拡充で、ETFを購入するなら楽天証券がもっともお得な証券会社になったと言って間違いないでしょう。

「MAXIS」シリーズは三菱UFJ国際投信の旗艦商品とも言えるETFシリーズであり、良心的なコスト水準と豊富な商品ラインアップが魅力です。私自身も「MAXISトピックス上場投信」(運用管理費用:税抜0.25%)と「MAXIS海外株式(MSCIコクサイ)上場投信」(同0.25%)を保有しています。そのほかにも「MAXIS JPX日経中小型株指数上場投信」(同0.5%)といったユニークな商品もあります。

これまでカブドットコム証券が「フリーETF」として「MAXIS」シリーズの一部を取引手数料無料としてきましたが、さらに楽天証券にもサービスが拡大されました。しかも楽天証券の場合はシリーズ全16本が取引手数料無料の対象となりますから、驚くべき大盤振る舞いです。

これはあまり注目されませんが、証券会社が取引手数料を無料にするというのは、とてつもないサービスなのです。なぜなら、証券会社は取引に際して取引所に必ず場口銭と呼ばれる手数料を支払わなければなりません。このため取引手数料を無料にしてしまうと、場口銭を証券会社や運用会社が負担しなければならず、まさに出血大サービスとなるのです。

今回のサービス拡充で、ETFに投資するなら楽天証券を使うのがもっともお得だということになります。楽天証券は既にブラックロック・ジャパンの「iシェアーズETF東証上場シリーズ」の取引手数料を無料にしていますから、これに「MAXIS」も加えるとほとんどの資産カテゴリーに低コストかつ取引手数料なしで投資できるようになりました。

最近は通常のインデックスファンドのコストが大幅に低下したことでETFの存在感がやや低下していますが、ある程度の金額を一括投資したい人や、定期的に分配金を貰うことで日常のキャッシュフローの足しにしようと考えているリタイア層などにとってETFは非常に優れた商品です。その意味で、個人投資家の選択肢がさらに広がりました。ETFの取引手数料無料化の流れをリードしていると言える楽天証券の動きと合わせて、要注目だと思います。

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『ETF(上場投資信託)まるわかり! 徹底活用術2018』にコメントが掲載されました

【ご参考】
楽天証券は最近、ETFの取引手数料無料化のほかに楽天カードによる投資信託の購入が可能(しかも楽天スーパーポイント付与)になるなど先進的なサービスが目立ちます。メインの証券口座として使うのにおすすめの証券会社のひとつです。ネットから無料で口座開設できます。⇒楽天証券

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