2018年3月24日

『ETF(上場投資信託)まるわかり! 徹底活用術2018』にコメントが掲載されました



このほど刊行された東京証券取引所監修のムック本『ETF(上場投資信託)まるわかり! 徹底活用術2018』に私のコメントが半ページにわたって掲載されました。最近はインデックスファンドを中心に通常の投資信託の低コスト化が急速に進んだことで、やや存在感が薄くなっているETFですが、個人投資家が低コストで国際分散投資に活用できる便利な金融商品としての可能性は色あせていません。本書は、そんなETFのことを簡便に理解できる面白い本に仕上がっています。

本書ではコラム「人気投資ブロガーに聞きました」として、私のほかに水瀬ケンイチさん、NightWalkerさん、山辺芝刈さん、吊ら男さん、たぱぞうさんのコメントが紹介されています。それぞれ異なる視点からETFの魅力を語っていて、なかなか興味深かったです。私の場合、とにかく低コストで幅広く分散投資できること、ちょっと変わった地域やセクターに投資するのにもETFが非常に便利だということを紹介したつもりです。もともと個別株から投資の世界に入った者からすると、とにかくて少ない資金で分散投資できるというのは、とても大きな付加価値に感じられるのです。

ただ、低コストな金融商品として注目されていたETFも、最近はちょっと存在感が薄くなったような気がします。やはり通常のインデックスファンドの信託報酬がここ数年で劇的に低下し、その意味でETFの"低コスト"という魅力が、やや薄れているのは否めません。そうなると、自動積立や金額購入ができなかったり、分配金再投資が自動でできないことなどがデメリットに感じられ、とくに積み立て投資と分配金再投資による複利効果を求める若い個人投資家からは、やや人気がないのかもしれません。

しかし、日本でETFが本当に必要とされるのはこれからだと思うのです。とくにリタイア層といったシニア世代にとっては、とても便利な金融商品になるはず。例えば退職金や確定拠出年金の一時金で受け取った場合どうするか。すべて現金で保有するのはちょっともったいない。一部をETFを通じて投資に回すというのは非常に面白いと思う。何しろETFはインカムゲインがきちんと分配金として支払われますから、再投資による複利効果よりもインカムゲインによる家計キャッシュフローの上積みを求めるシニア層には合っているわけです。少なくとも元本払い戻し金が起こりえる高コストな毎月分配型投資信託を買うぐらいなら、ETFを積極的に活用した方がいいでしょう。

だから、ETFについて知りたい人にとっては、今回のムック本は非常に読み応えがあると思う。東証が監修しているだけに、マネー雑誌みたいな変な宣伝臭が少ないのも好感を持ちます。ETFに関する最新の動向なども詳しく説明されていて、久しぶりにETFを買いたくなりました。日本に上場している全銘柄の主要データも収録されていますので、これを参考にちょっと銘柄選びをしてみようと思います。

さて、取材の際に編集部からコメントと合わせてアイコンとなる写真やイラストを求められたので、ブログやツイッターで愛用している似顔絵を載せました。これを書いてくれたのは関西インデックス投資オフ会の世話人としてお世話になっているピヨママさん。ほんとうに似顔絵を描いてもらってよかった。ピヨママさん、ありがとう。

ちなみにNightWalkerさんはますい画伯によるお馴染みの仙人アイコン。水瀬さんは、いつもの猫ちゃんです。そして、吊ら男さんは、なぜか妙に決めポーズぽい後ろ姿の写真でした。この辺りにもインデックス投資ブロガーの個性と多様性といったものがありそうで、なかなか興味深かったです。

関心のある方は、本書をぜひ手に取って読んでみてはいかがでしょうか。



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