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2018年4月27日

まずは3年続けてみる―今月の積み立て投資(2018年4月特定口座)



4月は年度初めということもあり、新入生や新入社員の初々しい姿を目にすることが多かったです。いろいろと新しいことの挑戦する季節。投資も同じで、今年から「つみたてNISA」やiDeCoでの積み立て投資を始めた人もいるのでは。そういう人にちょっとだけアドバイスすると、まずは3年は続けてみるということです。そうすると、積み立て投資の面白さが見えてくるかもしれません。私自身は現在、積み立て投資6年目に入りましたが、ようやくその面白さが実感として分かってきました。

4月は本業の方が繁忙期なので非常に忙しかったのですが、今月もとくに変化することなく積み立て投資を実践できました。今月、買い付けたファンドは以下の通りです。

【特定口座(SBI証券)】
「ニッセイ日経225インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.25% 信託財産留保額:なし)
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.189% 信託財産留保額:なし)
「たわらノーロード新興国株式」
(信託報酬:税抜0.34% 信託財産留保額:0.3%)
「Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型」
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
「世界経済インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.1%)
「iTrust世界株式」
(信託報酬:税抜0.89% 信託財産留保額:なし)
【直販投信】
「ひふみ投信」
(信託報酬:税抜0.98% 信託財産留保額:なし)

気が付けばインデックスファンドを中心に投資信託の積み立て投資を始めて6年目に入りました。さすがに6年目に入ると累積投資額もそれなりの金額になっているのですが、だんだんと相場が気にならなくなってくるから不思議なものです。いつ頃からこうした感覚になったのか振り返ってみると、どうも積み立て投資を始めて3年ぐらい経ってからだったように思います。

「石の上にも三年」とか「会社に入ったら、まずは3年間は勤めてみる」などと言われるわけですが、これは経験則的にも当てはまることが少なくありません。積み立て投資も3年ぐらい続けると、ようやくこの投資手法の本当の姿が見えてくるのでしょう。投資信託の積み立てによる資産の"増えかた・減りかた"というものがだんだんと分かってくるからです。

これは恐らく相場の小さなサイクルも関係してるのでしょう。だいたい3年ぐらい投資を続けていると、その間に1回か2回はちょっと大きめの下落や急騰があるものです。そこで自分の資産がどんなふうに増えて、どんなふうに減るのかを見ることができます。やはり相場の動きというのは、ある程度の時間軸をもって見ないと、本当の姿は見えてこないのです。

だから、これから積み立て投資を始める人は、まずは3年続けてみる。その上で、この投資手法が自分に合っているのかどうか確かめたらいいと思う。投資の懐は広く、積み立て投資以外にも様々な投資手法がありますから、3年続けて「あ、これは自分に合わないな」と感じたら、別の手法に乗り換えても全然かまわないのです。

そして、積み立て投資を3年続けるためには、やはりあまり無理のない金額で投資するというのがとても大事。その意味では「つみたてNISA」の年間40万円というのは、なかなか上手くできた金額です。これなら3年続けても累積投資額は120万円。この投資手法が自分に合っているのかを見極めるのに、なかなかオツな金額に思えてきました。なので、積み立て投資に挑戦する人は、無理し過ぎずに、でも3年ぐらいは頑張ってみるというぐらいの気持ちで始めてみてはいかがでしょうか。

(もちろん、ここでいう3年という時間軸は、あくまで個人的な経験に基づく独断です。当然ながら、投資判断は自己責任でお願いします。)

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