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2017年12月15日
「DCニッセイ」シリーズ2ファンドが信託報酬引き下げ―SBI証券のiDeCoの魅力が増す
既にアウターガイさんはじめ多くの投信ブロガーさんが報告していますが、ニッセイアセットマネジメントが2018年1月10日付で確定拠出年金(DC)専用インデックスファンド「DCニッセイ」リリーズの2ファンドの信託報酬を引き下げます。
確定拠出年金(DC)向けインデックスファンドの信託報酬率引下げ(投資信託約款変更)について(ニッセイアセットマネジメント)
「DCニッセイ」シリーズはSBI証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)プランなどにラインアップされているので、SBI証券のiDeCo加入者にとって大きな恩恵です。2ファンドとも各資産カテゴリーで信託報酬が最安値となりますから、SBI証券のiDeCoプランの魅力が増したと言えそうです。私もiDeCoはSBI証券のプランで「DCニッセイ」シリーズを購入しているので非常に嬉しい。
今回、信託報酬が引き下げられるのは先進国株式と日経225に投資する2ファンドです(カッコ内は引き下げ後の信託報酬)
DCニッセイ外国株式インデックス(税抜0.189%)
DCニッセイ日経225インデックスファンドA(税抜0.169%)
いずれも信託報酬は資産カテゴリーで業界最安値となります。「DCニッセイ」シリーズは、「<購入・換金手数料なし>」シリーズとマザーファンドが共通で事実上、同じファンドと言えるわけですが、先ごろ「購入・換金手数料なし」シリーズの信託報酬引き下げの発表の際には「DCニッセイ」シリーズに動きがなく、受益者をやきもきさせました。
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今回、「DCニッセイ」シリーズも信託報酬が引き下げられたことでニッセイAMはきちんとDC専用ファンドでも低コスト競争を戦うという意志を明確にしたことになり、受益者の1人として「さすがニッセイだ」と大いに感心した次第。こういう既存の受益者を大切にする姿勢が、ニッセイAMのインデックスファンドの人気の秘密でしょう。販路に応じて事実上同じインデックスファンドを3種類の信託報酬で販売しているどこかの運用会社のようなセコさがなく、好感を持ちます。
「DCニッセイ」シリーズも断続的に信託報酬を引き下げて低コスト競争を戦うという意志が明確になったことで、SBI証券のiDeCo加入者にとっても安心ですね。iDeCoは60歳まで原則換金できず、他の金融機関のプランに移換するのも非常に手間がかかる。だから、iDeCoにラインアップされているファンドは、常に低コスト競争を続ける姿勢を持ったファンドであって欲しいもの。その意味で「DCニッセイ」シリーズをラインアップするSBI証券のiDeCoプランの魅力が高まったと言えそうです。
【ご参考】
iDeCoプランの選択肢としてお薦めなのは運営管理手数料が無条件無料で低コストインデックスファンドをそろえるSBI証券、楽天証券、マネックス証券、イオン銀行、松井証券です。iDeCoへの加入を検討している人は、これら金融機関のプランも研究することをお勧めします。いずれもネットから無料で資料請求できます。⇒SBI証券確定拠出年金プラン、楽天証券確定拠出年金プラン、イオン銀行確定拠出年金プラン、マネックス証券確定拠出年金プラン、松井証券確定拠出年金プラン