2017年12月16日

「楽天・バンガード・ファンド」が楽天証券のiDeCoに採用―楽天証券のiDeCoプランの魅力が増しました



これまた既に多くの投信ブロガーさんが報告していますが、バンガードのETFに投資する楽天投信投資顧問の超低コストパッシブファンド「楽天・バンガード・ファンド」シリーズが2017年2月23日から楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)プランに採用されました。

【iDeCo】2018年より年単位等でも掛金を支払うことができるようになります(楽天証券)

リリースの末尾に記載されていますが、採用されたのは「楽天・全世界株インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))」と「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))」の2本。いずれもバンガードのETFに投資することで超低コストを実現しています。今回のラインアップ拡充で楽天証券のiDeCoプランの魅力が一段と増したと思います。

新たに楽天証券iDeCoプランに採用された2ファンドの投資対象ETFと実質的な運営管理費用(信託報酬)は以下のようになります。

「楽天・全世界株インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))」
投資対象:バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)(総経費率0.11%)
実質的運営管理費用:税込0.2396%程度

「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))」
投資対象:バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)(経費率0.04%)
実質的運営管理費用:税込0.1696%程度

いずれも極めて低コスト。しかも「楽天・バンガード・ファンド(全世界)」は、1本で日本や新興国を含む全世界の大型株、中小型株までカバーするVTに投資することができますから、極端な話、これ1本だけを購入して国際分散投資を行うという極めてシンプルなポートフォリオを構築することができます。また、「楽天・バンガード・ファンド(全米株式)も人気の米国株式にオーバーウエートしたポートフォリオを組みたい人にとっては極めて有効な商品でしょう。

「楽天・バンガード・ファンド」がラインアップされたことで楽天証券のiDeCoプランの魅力がますます増しました。こうなってくると、さらに期待されるのが「楽天・バンガード・ファンド」シリーズのもう1本、「楽天・新興国株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(新興国株式))」がラインアップされるかどうかです。「楽天・バンガード・ファンド(新興国株式)」は「バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)」(経費率0.14%)に投資することで実質的な運営管理費用は税込0.2696%程度と新興国株式ファンドとして極めて低コストです。これが楽天証券のiDeCoプランに採用されるようになると、その魅力は一段と高まります。

楽天証券のiDeCoプランは運営管理手数料が無条件で無料であり、商品ラインアップも低コストなインデックスファンドを多数そろえています。このためiDeCoに加入を検討する場合、有力な候補のひとつでした。今回のラインアップ拡充で、さらにその人気が高まりそうです。

【ご参考】
楽天証券のiDeCoプランに関心のある方は資料を取り寄せて研究してみてください。ネットから無料で入手できます。⇒楽天証券確定拠出年金プラン

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