2016年2月12日

投資したことなんか忘れて、南の島にでも遊びに行こう!



世界同時株安に加えて、急激な円高で日本の個人投資家も大きな打撃を受けています。私自身も資産がかなり減りました。銘柄によっては日に日に含み損が増えている状態です。こんなときは、証券口座の数字をチェックしたりしても精神衛生上、良いことはありません。相場がパニックになっているときは、投資したことなんか忘れて、南の島にでも遊びに行きましょう! そんなわけで来月、ハワイに遊びに行くことにしました。

半分冗談みたいな話ですが、ハワイに遊びに行くというのは本当です。このほど妹が結婚することになり、ハワイで結婚式を挙げるからです。じつは妹は医者でして、すごいお金持ち。結婚相手の男性も東証1部上場企業勤務のエリート技術者というパワーカップルです。世帯収入は私の5倍以上あります。兄貴は零細企業勤務の独身貧乏サラリーマンだというのに、なんだこの兄妹間格差は! まあ、飛行機・ホテル代の一部を出してくれるそうなので、格安でハワイに遊びに行けるのはラッキー。ありがとう、妹よ。

でも、こうやって遊びに出かけるのは長期投資家にとってとても大切。そもそも長期投資を実行していれば、その過程で大きな下げ相場に直面することは避けられないからです。だから現在のようなちょっとしたクラッシュが起こっても、いちいち気にしていては身が持ちません。だいたい、どんなに悩んでも相場は回復しないし、証券口座の数字を見つめていても、私の含み損が減るわけではありませんから。そんな無意味なことでウジウジしているぐらいなら、海外旅行にでも出かけて、せっかくの円高メリットを享受した方がよほど建設的です。

経済も相場も生き物ですから、いろいろな振幅があります。上がるときもあれば下がる時もある。ただはっきりしていることは「資本主義とは、資本の自己増殖のメカニズム」ということです。だから資本主義が終わらない限り、投資の有効性も終わりません。資本主義が終わったという人もいるかもしれませんが、そんなに簡単に資本主義が終わるなら、歴史上の高名な社会主義者たちが、あんなにも苦労するはずないのです。

でも、人間は自分の経験の中でしか物事を認識できません。そこに不安や恐怖が生まれる。だからこそ、あらゆる物事は歴史的に認識することが大切です。相場だって同じで、思いきって超長期のデータを眺めてみれば、別の風景が見えてきます。ブロガーの水瀬ケンイチさんが、面白い記事をアップしていました。

売りたくなった時に見る言葉、見るグラフ(梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記))

株式に投資した1ドルの実質価格(名目価格からインフレ率を差し引いた価格)が200年後には60万倍になっているという歴史的事実は、株式投資の魅力と同時に、資本主義というシステムの強大さに対する恐怖すら感じさせます。

投資とは、こうした強大なシステムの中に資金を投じる行為です。だから個人の力でどうこうしても、大きな流れからは逃れることはできません。だったら、すべてを受け入れた上で、生活の質を高めることに専念するべきです。やっぱり、投資したことなんか忘れて、南の島にでも遊びに行った方がいい。もちろん、べつの南の島でなくてもいいです。各々が自分の好きなことをして楽しめばいい。そうやって楽しんでいる間に、資本主義のシステムが着々と自己修復を進めていくことでしょう。

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