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2016年2月29日
今月の積立投資(2016年2月特定口座)―国内債券への投資を減額しました
今年は閏日のある年なので、今日2月29日があります。とはいえ、やっぱり2月は短いですね。仕事もバタバタしていて、あっという間に今月も終わりです。相場の方もあいかわらずよくわからないグダグダの展開が続いています。おまけに2月16日から日銀当座預金の一部にマイナス金利か導入され、銀行株の下落、預金金利低下、そして国内債券の金利も低下と、ますます投資環境はよくわからない展開です。マイナス金利の影響が心配なところですが、いまのところ個人投資家として特段に動く必要はないと思います。今月も従来通りに積立投資を実行しました。ただ、自然なリバランスとして、今月から国内債券への投資は減額しました。
今月、積立投資した商品は以下の通りです。
【特定口座(SBI証券)】
SMT グローバル債券インデックス・オープン
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.05%)
Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
ニッセイ日経225インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.25% 信託財産留保額:なし)
SMT JPX日経インデックス400・オープン
(信託報酬:税抜0.37% 信託財産留保額:なし)
SMT グローバル株式インデックス・オープン
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.05%)
eMAXIS新興国株式インデックス
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
世界経済インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.1%)
【特定口座(三菱東京UFJ銀行)】
eMAXISバランス(8資産均等型)
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.15%)
積立商品に大きな変化はありませんが、国内債券への投資を減額するため、先月まで購入していた日本債券インデックスeの積立は中止し、その分をeMAXIS新興国株式インデックスに回しています。これはマイナス金利対策というよりも、自然なリバランスです。現在、国内債券価格は大きく上昇しているため、アセットアロケーションに占める国内債券のウエートが大きく上昇しました。一方で新興国株式は昨年からの暴落で、やはり理想とするウエートから大きく低下しています。そこで国内債券への追加投資を一旦減額し、その資金を新興国株式に回すことでノーセルリバランスを行い、ウエートの調整を行うことにしたわけです。
現在のように相場のボラティリティが高いと、ついつい動きたくなるのが人情です。とくに含み損が増えてくると、つい追加投資してナンピン買いしたくなるのですが、その後に相場はさらに下落して傷口を広げるというのは個人投資家がよく陥るパターンでもあります。なにより知らず知らずのうちにリスク過大になってしまうのがいちばん困ります。こういうときは、冷静に自分のアセットアロケーションの現状を把握し、自然なリバランスを行うのがいいと思います。
一方で、国内債券への投資をどうするかは、しばらく研究しようと思います。というのも現在、国内債券は長期金利の指標である日本国債10年物も利回りは-0.07%とマイナス圏に入っています(2月26日現在)。債券への投資とは原則として金利に投資することですから、長期金利のマイナス状態が長引くと、長期的には期待リターンもマイナスになる可能性があります。こうなると、長期投資の対象たりうるのか疑問もわいてきました。幸い個人投資家には金利下限が0.05%に制限される個人向け国債変動10年という選択肢がありますので、債券価格上昇によるリターンは放棄することで、マイナス金利のリスクを回避できます。ですので場合によっては今後、国内債券への投資は個人向け国債変動10年に切り替えることを検討しようと思います。
【ご参考】
積立投資については以下の本が参考になります。これから積立投資をスタートさせようかどうか迷っている人は読んでみるのもいいでしょう。