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2015年6月6日

eMAXISとeMAXISプラスの違いとは-“高度な分散投資に資するβの提供”に期待したい

三菱UFJ投信が6月4日に第7回ブロガーミーティングを開催しました。私は関西在住なので参加することはできませんでしたが、その内容はすでに参加された有名ブロガーさんたちが紹介してくれています。

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eMAXISブロガーミーティングに参加(夢見る父さんのコツコツ投資日記)

やはり大きな話題になったのが開催直前に発表されたeMAXISプラスコモディティインデックスについてだったようです。はたしてインデックスファンドによる長期投資にコモディティが必要なのは微妙な問題ですから当然です。私はeMAXISプラスコモディティインデックスの設定が発表されたとき、eMAXISとeMAXISプラスは別のシリーズとして設定されたのではないかと予想していたのですが、実際にそうだったようです。

【参考記事】
eMAXISプラスの「プラス」が気になる-eMAXISプラスコモディティインデックスが登場

じつはeMAXISプラスコモディティインデックスの設定が発表された直後、三菱UFJ投信に「eMAXISとeMAXISプラスの違いは何ですか」という問い合わせをしていたのですが、5日に丁寧な返信がありました。

三菱UFJ投信からの回答によると、eMAXISは資産運用のベーシック・ツールと位置づけた主要投資資産のラインアップであるのに対し、eMAXISプラスは資産運用のステップアップ・ツールと位置づけ、主要投資資産と組み合わせることにより投資効果が期待できる投資資産のラインアップだとか。今回のコモディティインデックスファンドは、その第一弾ということでした。参考資料としてブロガーミーティングで配布した資料を送ってくれました。現在はeMAXISの専用サイトにアップされています。

第7回ブロガーミーティング(三菱UFJ投信)

資料によるとeMAXISとeMAXISプラスは「ネットおよびラップで販売」「ノーロード」「インデックスファンド」「相対的に低廉な信託報酬」「ユーザーフレンドリー」を共通点としながら、相違点としてeMAXISが「ベーシックな主要βの提供」を目的としているのに対しeMAXISプラスは「投資機会の拡大と高度な分散投資に資するβの提供」を目的としているとのこと。はたしてコモディティが正解かどうかはおくとしても、この“高度な分散投資に資するβの提供”という狙いは興味深いものがあります。

今後、eMAXISプラスとして新たなファンドの組成も予定されているようですから、大いに期待したい。例えば国・地域別株式インデックスファンドやセクター別株式インデックスファンドなどをぜひ作ってもらいたい。こうしたファンドは現在、高コストなアクティブファンドがほとんどですから、低コストで無期限運用できるインデックスファンドが登場すれば、大いに活用の価値があります。その意味でも、三菱UFJ投信が唱える“高度な分散投資に資するβの提供”には期待したいと思います。

それと、今回の問い合わせに対する丁寧な回答など三菱UFJ投信の“ユーザーフレンドリー”な姿勢も素晴らしい。ブロガーミーティングの試みは、その象徴でしょう。大手運用会社の中では受益者とのリレーションシップを重視する姿勢がとくに目立っており、好感を持ちます。願わくば今後、私のような地方在住の受益者のために関西地区など地方でのミーティングなども企画してもらいたいものです。

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