2015年1月1日

1:投資歴=年齢です

「株式投資歴=年齢です」というと驚かれるかもしれない。ところが私の場合、生まれると同時にある企業の株主となりました。

私の祖父(すでに故人です)は元祖個人投資家でして、優良と見た個別株のバイ&ホールドと財産三分法による資産形成を実践していました。昭和20年代から始めた株式の長期保有は、高度経済成長の波にも乗り大きく成長します。旧制中学卒の一般サラリーマンでしたが、孫(つまり私です)が生まれる頃には現金と有価証券、大阪郊外にある庭付き一戸建ての自宅のほかに複数の不動産を保有するようになります(いい時代だったんですね)。

その祖父は、今から考えるとじつに粋な計らいを実践します。孫が生まれるたびに、自分が保有している優良株1銘柄を1単位株数、それぞれ孫の名義に書き換えたのです。だから私を含めて5人の孫は、全員が赤ん坊の時から株主名簿に名前が載っていたことになります。

そんな祖父の影響もあり、我が家には“投資=ギャンブル”という偏見は存在しませんでした。それどころか、ある程度の現金資産ができれば、株や土地に変えて分散するのが当然という感覚です。ただし、我が家の投資ルールでは、信用取引と短期売買はご法度でした。じつに手堅い投資理念だったわけです。

私が祖父から贈与された株は、わずかですが毎年安定的に配当を続け、それが私の教育資金の一部になったそうです。

現在、私は株に関してはバイ&ホールドを基本とし、短期売買はしません。信用取引も厳禁です。結局、私の投資スタイルの多くは、祖父から受け継いだのかもしれません。それは、贈与された1単位株よりも大きな財産だと思います。

ちなみに、私が受け継いだ株は、電力会社の株です。ご存知の通り原発事故以来、大変な暴落に見舞われています。おまけに無配転落です。すっかり投資不適格銘柄になってしまいましたが、祖父のことを思うと決して売れない株なのです。
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