2015年1月1日

2:投資どころではなかった20代

振り返ると20代のころは投資どころではありませんでした。大学を卒業した1990年代末は、空前の就職氷河期。多くの学生が仕事を求めて四苦八苦していました。就職活動に失敗し、精神を病む学生が目立ち始めたのもこのころだったような気がします。

もっとも、私自身はそれほど悲観していませんでした。文学部だったので、就職が悪いのは承知の上。しかも、恥ずかしながら物書き志望だったので、まともな就職活動はしませんでした。結局、大学院に進学しました。まあ、修士課程を修了する2年後には、景気も回復しているだろうという甘い見通しもあったのです。

ところが2年後、景気はもう一段の落ち込みとなります。史上空前の就職難の時代でした。結局、それから5年ほど、予備校講師などしながら、フリーター生活を送ります。ただ、けっこう自由で楽しかった時代でもありました。いちばん勉強ができた時期だったでしょう。

いまの会社に入り、フルタイムのサラリーマンになったのが29歳のときです。当然、貯金は100万円程度しかなく、投資どころではありません。さらに2008年のリーマンショック、2011年の東日本大震災と投資環境は最悪の状態が続きます。なにより不景気で会社が倒産の危機を迎え、ボーナスが一律数万円しか出ないことも。ついには、賃下げも経験しました。

そんなこんなで20代後半から30代半ばまで、まったく投資はしていませんでした。何より生活防衛資金を貯めることに精いっぱい。まあ、投資環境が悪かったので、それがもっとも合理的な選択だったのかもしれません(もっとも、今となれば絶好の買い場だったわけですが)。

そんな私が本格的に投資をスタートさせたのが2012年末。「これは大変なことになった」と思ったからです。
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