2017年10月4日

負けを少なくするための大型株組入れ―ひふみ投信の2017年9月の運用成績



サテライトポートフォリオの一部として保有している「ひふみ投信」の2017年9月次運用報告書がでたので定例ウオッチです。「ひふみ投信」の9月の騰落率は+3.5%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は4.3%でした。久しぶりに参考指数を大きくアンダーパフォームしています。純資産残高は9月29日段階で868.7億円(前月は802.2億円)、受益権総口数は19,078,850,139口(前月は18,227,304,515口)でした。ひふみマザーファンドの純資産残高も3876.5億円(前月は3418.8億円)となり、こちらは引き続き順調な資金流入が続いています。
2017年10月3日

「eMAXIS Slim」2ファンドが信託報酬を引き下げ―ついに既存ファンドの信託報酬引き下げが当たり前になる時代に



三菱UFJ国際投信の低コストインデックスファンドシリーズ「eMAXIS Slim」の先進国株式インデックスファンドと国内株式インデックスファンドの信託報酬が10月2日からそれぞれ引き下げられました。

「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」約款変更のお知らせ(三菱UFJ国際投信)
「eMAXIS Slim 国内株式インデックス」約款変更のお知らせ(同)

これにより信託報酬(税抜)は先進国株式インデックスが0.19%以内(変更前0.2%以内)に、国内株式インデックスは0.17%以内(同0.18%以内)となります。「業界最低水準の運用コストを将来にわたってめざし続けるファンド」という「eMAXIS Slim」のコンセプトの本領が発揮されたことになります。同時に私は、ある種の感慨を覚えました。それは、ついに既存ファンドの信託報酬引き下げが当たり前になる時代になったという思いを強くしたからです。
2017年10月2日

もう今年も「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017」の季節なんだなぁ



いまやすっかり投信ブロガーの祭典として定着した感のある「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」。早くも2017年の公式サイトがオープンしました。

投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2017

もう今年もそんな季節なんだなぁ。時間が経つのは早いものです。投票期間は11月1日~11月30日なので、投票開始までまだ時間があります。もちろん、今年も投票しますよ。ある意味で、これに投票するためにブログを書いている面もありますから。
2017年10月1日

弟の企業型確定拠出年金の商品選択にアドバイス―「みずほ信託銀行インデックスファンドS」シリーズは驚きの低コスト



先週のことですが、近所に住んでいる弟が「ちょっと教えてくれ」と急に私のところにやってきました。じつは弟の勤務先が加入してた厚生年金基金が解散し、今年10月から企業型確定拠出年金(企業型DC)に移行するのです。そこで購入商品の配分指図書を出さなければいけないということで、どの商品を選べばいいのか聞きにきたわけ。普段は兄を兄とも思わぬ傍若無人な弟ですが(年齢差が1歳しか違わない兄弟は、そうなりがち)、久しぶりに兄貴としての威厳を見せつけることができました。
2017年9月30日

インデックスファンドやETFもいずれ淘汰の時代に入る



日本取引所グループの発表によると、ブラックロックが東京証券取引所に上場しているETF10本を上場廃止するそうです。

監理銘柄(確認中)の指定:iシェアーズ 米国ハイイールド債券ETF-JDR(iBoxxドル建てLHYC)ほか9銘柄(日本取引所グループ)

いずれも出来高が低迷し、純資産残高の拡大が進まなかったことが要因のようです。「iシェアーズ」シリーズは非常に低コストで優秀なETFでしたが、まだまだ日本には上場を維持するだけの市場性が無かったということですから残念なことです。しかし、投資家の立場かからすると今回の出来事はひとつの示唆を与えてくれます。それは、ETFやインデックスファンドもいずれ淘汰の時代に入るということ。だから、個人投資家もそのあたりをふまえて購入商品を選択しなければならなくなってきたのでしょう。
2017年9月29日

「楽天・バンガード・ファンド」シリーズのポテンシャル



楽天投信投資顧問とバンガード・インベストメンツ・ジャパンがタッグを組み、バンガード・グループが運用するETFを主な投資対象とするインデックス型投資信託「楽天・バンガード・ファンド」を創設すると発表しました。

楽天投信投資顧問株式会社とバンガード・インベストメンツ・ジャパン株式会社、『楽天・バンガード・ファンド』の創設を発表(バンガード・インベストメンツ・ジャパン)

シリーズ第一弾として「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」(愛称「楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)」)(信託報酬<税抜>0.23%)と「楽天・全米株式インデックス・ファンド」(愛称「楽天・バンガード・ファンド(全米株式)」)(信託報酬<税抜>0.16%)が設定され、楽天証券とマネックス証券(ともに9月29日から)、SBI証券(10月20日から)で順次販売されます。インデックス投資の総本山ともいえるバンガードのETFを使ったファンド・オブ・ファンズ(FoFs)というやり方は、想像以上にポテンシャルを秘めているのでは。今後、さらなるラインアップの拡充によって投資対象として強力な商品となっていくような気がします。

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