年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2020年度第3四半期(10~12月)運用状況が発表されましたので定例ウオッチです。10~12月の期間収益率は+6.29%、帳簿上の運用益は+10兆3528億円でした。市場運用開始来の収益率は年率+3.37%となり、運用資産額は177兆7030億円と四半期ベースで過去最高を更新しました。
2020年度第3四半期運用状況(速報)(GPIF)
運用が好調だとメディアの注目度が低いのは相変わらずですが、やはり期間収益率+6%超で運用益10兆円以上とは、とんでもない数字です。“コロナ・ショック”から“コロナ・バブル”へと向かう中、いかに最近の市場が好調だったのかをうかが分かります。そして、それ以上に感じるのは、やはり“国際分散投資は強い”ということです。