ニッセイアセットマネジメントの「<購入・換金手数料なし>シリーズ」のうち主要ファンドの運用報告書が交付されました。さっそく自分がNISA口座のつみたて投資枠で購入している「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」の第11期(2023年11月21日~2024年11月20日)運用報告書を確認します。
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」の第11期の年間騰落率は+32.3%でした。分配金は当期も無しです。第11期は、米国のハイテク株を中心に株価が上昇したことに加え、インフレ鈍化による金利引き下げへの期待感が株価をさらに押し上げました。さらに急激な円安が加わり、円換算による基準価額が大幅に上昇しています。前期も20%を超える上昇となりましたが、当期はさらにそれを上回る素晴らしいパフォーマンスとなっています。
第11期運用報告書によると費用明細上の実質コストは以下のようになりました。
信託報酬 0.099%
売買委託手数料 0.001%
有価証券取引税 0.003%
その他費用 0.014%
合計 0.117%
第11期の実質コストは0.117%となり、第10期の0.127%からさらに低下しています。信託報酬が引き下げられたことに加え、純資産残高が増加したことで運用効率が一段と高まったためと考えられます。純資産残高は第11期末段階で8006億円となり、第10期末の5926億円からさらに成長しています。マザーファンドの純資産残高は1兆1758億円と、ついに1兆円を超えました。
運用精度の面ではベンチマーク(MSCIコクサイ・インデックス(配当込み))騰落率が+32.3%、ファンドの基準価額騰落率が+32.3%となり、ベンチマークにきちんと連動した運用ができています。コストの低下によってベンチマークとの差異がますます小さくなってきました。
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」は純資産残高の成長、マザーファンドの規模ともに成長しており、ますます運用の安定度が高まりました。まさに盤石の運用体制となっています。1月に発表された「個人投資家が選ぶ! Fund of the Year 2024」でも「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」は3位にランクインしており、先進国株式(日本除く)に投資するインデックスファンドとしては最も人気を集めています。やはり先進国株式(日本除く)インデックスファンドに投資するなら、最有力候補となるファンドであることが運用報告書からも裏付けられたと言えるでしょう。
個人的にも引き続き安心して保有と追加購入できます。今後もさらなる効率化と安定した運用を期待したいと思います。