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2025年1月31日

特定口座からNISA口座への“移動”を考える―今月の積立投資(2025年1月NISA口座・特定口座)

 

1月の積立投資の定例報告です。早いものでインデックスファンドの積立を開始してから、今年で13年目に突入しました。今年も引き続きコツコツと積立を続けたいと思います。

1月に購入したのはいつも通り以下のファンド。このうち、「<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックス」はVポイントを使っての少額購入。以前からやっている「クレカのポイントで世界の不動産に投資する」という夢のある企画です。

【NISA口座(つみたて投資枠)】
「〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ外国株式インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.0899% 信託財産留保額:なし)
【特定口座】
「<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックス」
(信託報酬:税抜0.27% 信託財産留保額:なし)

今年も積立額は前年から変化なく、やはりつみたて投資枠を使い切ることはできません。現在、NISAとiDeCo(個人型確定拠出年金)の両方で積立投資を実践していて、このうちiDeCoには拠出限度額である月額2万3000円を投じています。私のような零細企業勤めにとって、そこからさらに上積みできる投資余力には限りがあるのです。ただ、カン・チュンドさんのブログを読んでいたら、なかなか鋭い指摘がありました。


特定口座で保有しているインデックスファンドを定額売却し、その分を上積みした金額でNISA口座で定額積立することで自動的に特定口座からNISA口座への資産の異動ができるという考え方です。特定口座の資産を売却すると課税コストがかかりますが、この点に関してカンさんは次のように指摘しています。
特定口座で
ファンドを持ち続けていても
(売却時には)どのみち『課税』されるわけですから、

 (ちょっとヘンな日本語ですが、)

より資産が大きくなる前に
今よりも利益が膨らんでしまう前に、

思い切って「課税されない箱」に資産を移して、

手元の現預金と併せ、
NISA口座の枠(1800万円)を粛々と埋めていく・・
なるほど、こういう割り切りは大事だと感じました。そこで私もこの方法で特定口座からNISA口座への資産を“移動”させるために工程表を作ろうと思います。というのも、今後は金融所得への課税が強化される可能性もあると思うので、いまのうちに非課税口座に資産を移しておくというのは、非常に重要なことだと思うからです。こういう“守り”の投資戦略こそ、庶民が投資する際にもっとも神経を使うべきところなのです。

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