前回の記事に続いて恒例の現在のポートフォリオの確認です。私は資産運用のコアはインデックスファンドの積立投資とETFの保有ですが、サテライトとして日米の個別株に投資しています。個別株投資は投資信託以上にバイ&ホールド戦略が基本なので売買はほとんどしておらず、相場が大きく下げた局面でスポット的に買い増しを続けてきました。ただ、2024年は新NISAがスタートしたことで、旧NISAで保有していた銘柄のうち、非課税期間が終了したものから順次、新NISAの成長投資枠で買い替えを実施しました。
現在保有している個別株銘柄は以下の通りです。
■日本株
JT
日清紡ホールディングス
クラボウ
クラレ
キヤノン
住友商事
日本郵船
NTT
関西電力
■米国株
エクソン・モービル
ボーイング
GEエアロスペース
GEヘルスケア・テクノロジー
GEベルノバ
ワブテック
ジョンソン・アンド・ジョンソン
マイクロソフト
保有銘柄は前年から変化ありませんが、米国株は保有していたゼネラル・エレクトリックが分社化と社名変更などがあって銘柄数が若干増えています。ちなみに旧GE銘柄は、資本改革の成果もあってまずまずの株価になっています。基本的に米国株は株価の変動よりも円安の恩恵が大きく、2024年は堅調なリターンとなりました。
一方、日本株も保有銘柄のほとんどが上昇するなど好調。配当も順調に増えています。2024年に限らず、ここ数年の日本株からの配当収入の好調さは目覚ましく、それこそ年間でボーナス1回分ぐらいの配当収入を得ています。おまけにNISA口座で保有している銘柄に関しては、非課税で配当丸取りとなってるのでなんとも美味しい限りなのでした。
2025年に関しても個別株は引き続き旧NISAで保有していた銘柄で、非課税期間が終了したものを順次、現NISAの成長投資枠で買い替える作業を続ける予定です。前回の記事でも書きましたが、現在検討されている減税の財源穴埋めで通常の課税口座に対する課税が強化されるような気がしているので、とにかく可能な限り資産は税制優遇口座に移した方が良いし、管理もその方が楽になるという考え方です。
2025年も個別株投資は大らかな気持ちで続けるつもりです。よくコア&サテライト戦略として、コアにインデックスファンド、サテライトでアクティブファンドを買うという方法を推奨する人がいますが、どうせサテライトなら、よほど気に入ったアクティブファンド以外は個別株に投資するほうが楽しい。個別株投資こそ究極のアクティブ運用であり、“企業のオーナシップを所有する”という楽しみは投資信託を通じた投資よりもはるかに大きいからです。このあたりを楽しめる人は、個別株投資も楽しむことができるでしょう。
(本稿は特定銘柄を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いします。)