はやいもので6月も下旬に入り、2024年も半分が終わろうとしています。最近は仕事と子育てに忙しく、ブログの更新もすっかり滞りがちです。せめて積立投資の実践報告だけは継続したいと思いっています。SBI証券のプランで拠出している個人型確定拠出年金(iDeCo)の6月買付(2024年5月拠出分)の定例報告です。
SBI証券のiDeCoオリジナルプランで買付けたファンド・商品は以下の通りです(カッコ内は信託報酬)。いつも通りのポートフォリオとなっています。
【個人型確定拠出年金(SBI証券iDeCoオリジナルプラン)】
「三井住友・DCつみたてNISA・日本株式インデックスファンド」(0.16%)
「DCニッセイ外国株式インデックス」(0.09889%)
「EXE-i新興国株式ファンド」(0.096%+投資対象ETF信託報酬0.0705%程度)
「EXE-i全世界中小型株式ファンド」(0.18%+投資対象ETF信託報酬0.054%程度)
「野村外国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)」(0.14%)
「三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド」(0.34%)
「三井住友・DC外国リートインデックスファンド」(0.27%以内)
「あおぞらDC定期」
引き続き堅調な相場を反映して、累積損益率は6月21 日段階で+75.6%と過去最高を更新しました。海外資産への投資比率が高いため、ここにきて再び円安傾向となっていることも効いています。さて、その投資対象の選択に関してちょっと気になる記事がウエルスアドバイザーに載っていました。
DC専用ファンドの資金流入の様子が月によって大きく異なるわけです。4月は国内株式ファンドに資金が流入していたものが、5月になれば先進国株式ファンドが人気となる。これは直近の相場動向に影響されたためと考えることができるでしょう。
このように直近の相場で好調だった資産カテゴリーに安易に資金を移動させることは、あまりお勧めしません。バックミラーを見ながら車を運転するようなものであり、かえって高値掴みとなる危険性があります。
やはり積立投資の基本は固定した資産配分で淡々と買付していくことに限ります。そうすれば極端な高値掴みを回避できるし、下落している資産カテゴリーを安値で購入することもできるからです。大きく資金を動かすのは、それこそ基本資産配分からの乖離が大きくなり、リバランスするときぐらいにとどめておくべき。
なにしろiDeCoのような年金運用というのは長期に渡りますから、短期的な相場動向に影響されて資金を動かしたからといって高い効果を得ることはまれだし、かえって弊害が蓄積するケースもあります。年金運用こそ、どっしりと腰を落ち着けてポートフォリオをマネジメントしていくべきでしょう。