2024年1月31日

NISAは先進国株式(日本除く)に特化―今月の積立投資(2024年1月NISA口座)

 

いよいよ今月から新NISAによる積立投資がスタートしました。SBI証券で新NISA口座を開設しているので三井住友カードも作り、クレジットカード決済によるVポイント投資も始めます。購入する商品も絞り込み、ポートフォリオを大幅に見直しています。インデックスファンドの積立投資も新しいステージに入ります。

これまで通常の特定口座でインデックスファンドによる積立投資を続けてきましたが、やはり非課税期間が恒久化され、投資枠も拡大した新NISAのメリットは絶大。これを活用しない手はありません。また、これまでは複数の資産カテゴリーのインデックスファンドを組み合わせたポートフォリオで積立投資してきましたが、個人型確定拠出年金も含めて保有ファンドがかなり多くなっているので、新NISAでは思い切って購入ファンドを絞り込み、ポートフォリオの整理を進めました。そんなわけで新NISAのつみたて投資枠では以下のファンドだけを積み立てることにしました。

「〈購入・換金手数料なし〉ニッセイ外国株式インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.0899% 信託財産留保額:なし)

これまでも積立投資の主力商品として購入してきたファンドです。新NISAのつみたて投資枠は先進国株式(日本除く)の資産カテゴリーに特化することしたので、そうなると選ぶのはこのファンドとなります。コストの低さ、純資産残高の多さ、そしてこれまで自律的に信託報酬を引き下げてきた実績を高く評価しています。

今回、新NISAのつみたて投資枠で先進国株式(日本除く)カテゴリーを選んだ理由は、私がインデックス投資と並行して個別株投資もしているからです。本格的に個別株投資を始めてから10年以上になりますが、これまでタイミングを見て通常の特定口座だけでなく旧一般NISAでコツコツと買い増してきた結果、最近の株価上昇もあって個別株の評価額は大きく上昇しています。このため既に私の全リスク資産の半分近くが個別株になりました。その大部分が日本株です。そこでインデックス投資ではあえて先進国株式(日本除く)インデックスに投資するファンドを選ぶことで、日本株と外国株のウエートを調整することにしました。

また、私は以前から新興国株式が好きだったので、iDeCoでは新興国株式にかなり厚みを持たせたポートフォリオ配分を組んでいます。iDeCoは保有ファンドのスイッチングが可能なので、適度なリバランスを実施することで変動幅の大きい新興国株式も有効に活用できるという狙いもあります。そして、iDeCoで新興国株式をオーバーウエートしたポートフォリオを組んでいるからこそ、スイッチングに不向きな新NISAでは先進国株式(日本除く)への投資に特化することで全体のバランスを取っていることになります。

そして、新NISAの成長投資枠は個別株投資に活用します。既に旧一般NISAで個別株投資を続けてきましたが、やはり配当金への課税が免除される威力は絶大です。おまけに非課税期間が恒久化されたため、私のように個別株は基本的に“永久保有”を目指すバイ&ホールド派にとって非常にメリットのある制度になりました。まずは通常の特定口座で保有している銘柄に関しては時機を見て売却し、新NISAで買い直す予定です。旧一般NISAで保有しているものに関しては、非課税期間が終了するタイミングで売却し、こちらも新NISAで買い直す計画です。

新NISAのスタートに合わせて、久しぶりにポートフォリオの大改革を実施することになります。資産形成・運用も新しいステージに入ったというような感覚を持ちました。そして、本格的に投資を始めた10数年前と比べて、個人投資家にとってのインフラが劇的に良くなっていることを実感します。ゆっくりだけれども、日本の投資環境は確実に発展しているのでした。

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