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2024年1月29日

iDeCoと新NISAを使い分ける―2024年1月の個人型確定拠出年金(iDeCo)積立と運用成績

 

2024年最初の投資は、SBI証券のプランで拠出している個人型確定拠出年金(iDeCo)の1月買付(2023年12月拠出分)です。今年から新NISAがスタートしたことでiDeCoとの使い分けをどうするか悩んでいる人もいるでしょう。このあたりの問題は、やはり各人の属性によって異なってきます。

SBI証券のiDeCoオリジナルプランで買付けたファンド・商品は以下の通りです(カッコ内は信託報酬)。いつも通りのポートフォリオとなっています。

【個人型確定拠出年金(SBI証券iDeCoオリジナルプラン)】
「三井住友・DCつみたてNISA・日本株式インデックスファンド」(0.16%)
「DCニッセイ外国株式インデックス」(0.09889%)
「EXE-i新興国株式ファンド」(0.23%+投資対象ETF信託報酬0.1085%程度)
「EXE-iグローバル中小型株式ファンド」(0.23%+投資対象ETF信託報酬0.058%程度)
「野村外国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)」(0.14%)
「三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド」(0.34%)
「三井住友・DC外国リートインデックスファンド」(0.27%以内)
「あおぞらDC定期」

累積損益率は1月27日段階で+58.0%となり、またもや過去最高値を更新しました。最近の市場の好調を譲受している形です。iDeCoへの拠出を続けて今年で12年目に入りましたが、評価額は約1.6倍になったわけで、比較的保守的な資産配分だとしても順調な成長といえるでしょう。

さて、今年から新NISAがスタートしたことでiDeCoとの使い分けそうするのか悩んでいる人も多いことでしょう。この問題に関して竹川美奈子さんがマネックス証券のコラムで簡便にまとめてくれています。


基本的に余裕があれば両方活用することを進めていますが、どちらを優先するかは属性によって決まってきます。iDeCoは「年金を作る」という目的が明確ですから、退職給付が手厚くない(企業年金がない、退職金が少ないなど)会社員や、公的年金が国民年金だけの自営業者・フリーランスはiDeCoを優先すべきです。

一方、そもそも所得がない人はiDeCoの所得控除メリットがないので新NISAを活用するべきです。また、手厚い退職給付(企業年金があり、高額の退職金をもらえる人)は退職一時金控除や年金控除などiDeCo給付時の税制優遇を十分に活用できない可能性があるので、やはり新NISAを優先した方が良いということです。

ちなみに私は零細企業勤務のため企業年金もなく、中途入社のため退職金も多くは見込めません。iDeCoで「自分で年金を作る」必要がある属性に当てはまるわけです。今年から新NISAでの積立投資も買いしますが、引き続きiDeCoへの拠出も続けていくことになります。

【参考記事】
さらに詳しいiDeCoの活用方法に関しては以下の記事で紹介した竹川美奈子さんの著書が参考になります。

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