2023年2月19日

再び上げ基調に―2023年2月の個人型確定拠出年金(iDeCo)積立と運用成績

 

最近、娘を寝かしつけていると、自分もそのまま寝てしまうことが増えました。おかげで以前よりも早寝早起きになり体調がよくなっているのですが、ブログを書く時間が少なくなり、更新がすっかりご無沙汰になっています。SBI証券のプランで拠出している個人型確定拠出年金(iDeCo)の2月の買付(2023年1月拠出分)が約定したので定例報告だけでもアップしておきます。

SBI証券のiDeCoオリジナルプランで買付けたファンド・商品は以下の通りです(カッコ内は信託報酬)。いつも通りのポートフォリオとなっています。

【個人型確定拠出年金(SBI証券iDeCoオリジナルプラン)】
「三井住友・DCつみたてNISA・日本株式インデックスファンド」(0.16%)
「DCニッセイ外国株式インデックス」(0.189%)
「EXE-i新興国株式ファンド」(0.23%+投資対象ETF信託報酬0.1085%程度)
「EXE-iグローバル中小型株式ファンド」(0.23%+投資対象ETF信託報酬0.058%程度)
「野村外国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)」(0.14%)
「三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド」(0.34%)
「三井住友・DC外国リートインデックスファンド」(0.27%以内)
「あおぞらDC定期」

累積損益率は2月17日段階で+38.7%となっています。一時は累積リターンも減少傾向でしたが、ここにきて市場がやや堅調さを取り戻しつつあり、私の口座の累積損益率も再び上げ基調となってきました。含み益は再び3ケタ万円を超えています。

思い返せば、私がiDeCoに加入したのが2013年ですから、今年で丸10年が経過したことになります。比較的保守的な資産配分のポートフォリオですが、順調に増加しているのは嬉しい限り。やはり積立投資も10年ぐらい継続すると、ようやく成果が目に見えるようになってくるのです。

それにしても改めて思い出すのが、10年前はiDeCo(当時は、こういった愛称もなく、単純に個人型確定拠出年金や個人型DCと呼ばれていました)なんて、ものすごくマイナーな制度であり、まわりに加入している人は皆無でした。それがいまでは、一定の認知度を持つようになっています。それだけ日本の個人投資家を取り巻く環境が大きく進化したことを実感します。

とはいえ、私のiDeCoへの拠出は、まだ折り返し地点にも達していません(私が60歳になるまで、まだ10年以上ありますから)。その意味では、現在の累積収益も、まだ実体ではないわけです。この先、市場環境は大きく変化していくでしょう。そうした中でも、コツコツと拠出を継続することが大切になります。引き続き頑張って拠出を続けていこうと思います。

【ご参考】
iDeCoに加入する場合、金融機関によって手数料や商品ラインアップが異なることに注意が必要です。現在、iDeCoプランの選択肢としてお薦めなのは運営管理手数料が無条件無料で低コストインデックスファンドをそろえるSBI証券セレクトプラン、楽天証券、マネックス証券、松井証券、イオン銀行です。iDeCoへの加入を検討している人は、これら金融機関のプランを研究することをお勧めします。いずれもネットから無料で資料請求できます。⇒SBI証券確定拠出年金プラン楽天証券確定拠出年金プランマネックス証券確定拠出年金プラン松井証券確定拠出年金プランイオン銀行確定拠出年金プラン

iDeCoは公的年金を補完する制度ですから、これを活用する前提として日本の公的年金制度について勉強することを強くお勧めします。この点に関しては、権丈善一先生の『ちょっと気になる社会保障』が最良にして必読の入門書です。このほど、三訂版『ちょっと気になる社会保障 V3』が刊行されました。また、iDeCoも含めて現在の公的年金制度を徹底的に利用するための戦略書として田村正之さんの『人生100年時代の年金戦略』が非常に網羅的にまとめられていてお勧めです。家計管理から貯蓄・投資、公的年金やiDeCo・つみたてNISA活用までトータルに解説している竹川美奈子さんの『50歳から始める! 老後のお金の不安がなくなる本』も老後資金について“自分ごと”として考えるための方法論を丁寧かつ詳細に論じた優れた入門書です。



iDeCoは制度がやや複雑なので加入を検討する場合は解説書を読んで研究することもお勧めします。大江英樹さんの『はじめての確定拠出年金投資』山崎元さんの『確定拠出年金の教科書』『シンプルにわかる確定拠出年金』田村正之さんの『はじめての確定拠出年金』などが優れた解説書ですが、最新の制度改正にも対応した入門書として竹川美奈子さんの『[改訂新版]一番やさしい! 一番くわしい! 個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)活用入門』と大江加代さんの『最強の老後資産づくり iDeCoのトリセツ 2022年施行 法改正完全対応版』を挙げておきます。

 

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