2022年9月6日

本多静六の評伝が面白そう―『本多静六 若者よ、人生に投資せよ』


本多静六といえば日本最初の林学博士であり、日比谷公園などの設計で活躍する一方で、卓越した資産形成術で有名です。その本多静六の評伝『本多静六 若者よ、人生に投資せよ』が刊行されることになりました。非常に面白そうなので、さっそくAmazonで予約しました。

本多博士の著作といえば、『私の財産告白』が有名で、現在でも多くの個人投資家に支持されています。以前にこのブログで紹介した際に「投資理念について書かれた本はたくさんありますが、それが一種の人生哲学にまで昇華され、普遍的価値を持つまでになったもの」と書きました。

【関連記事】

とにかく、たんなる利殖ではなく、もっとスケールの大きな営みとして投資活動を捉えているわけです。それは本多博士が晩年、資産のほとんどを寄付してしまうところにも表れています。

そういった本多博士のすごさを、金融機関出身の異色のノンフィクション作家である北氏がどこまで描き出しているのかに非常に興味がわきます。また、投資家だけでなく林学者、造園家としての本多博士の思想と仕事が、投資活動とどのように関連していたのかも気になるところです。いまから本が届くの楽しみです。

関連コンテンツ