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2021年9月12日

英語の学習を再開―『一億人の英文法』が面白い

 

私は学生時代から英語が苦手だったので、コンプレックスの反動で定期的に英語を勉強したくなります。それで独身時代は週1回のペースで英会話教室に通っていました。ところが結婚と引っ越しをきっかけに退会してしまい、すっかり英語学習とは疎遠に。ところが最近、英語学習熱が再発しています。そこで、思い切って独学で英語の「学び直し」に挑戦することにしました。今回は、ちょっと異質な参考書を使ってみようと思います。

英語学習熱が再発したのは、意外なきっかけからです。新型コロナウイルス禍になって以降、医学関係者のSNSやブログをフォローすることが増えたのですが、たまたま米国で学位を取得した若いお医者さんのブログを読んでいると、お勧めの英語学習法について興味深い記事があり、紹介されていた参考書に非常に興味がわいたからです。それが『一億人の英文法』です。


さっそく購入して読んでいるのですが、これが非常に面白い。じつはこの参考書、知る人ぞ知る一冊で、刊行から10年を経ても売れ続けているのですが、さもありなんと思いました。なにが画期的かというと、ある意味でネイティブスピーカーの言語感覚にフォーカスして文法をシステム化している点です。このため正統派の英文法とはまったく異なる体系で解説されています。読み進むたびに「なるほど。そういう感覚だったのか」と納得することばかりです。

もちろん欠点もあります。それは、やはり異端の文法書なので正統派の文法知識がない人がいきなり読むと、かなり苦労すると思う。少なくとも中学・高校で習う英文法の基礎は分かっていないと読んでいてもしんどそう。逆に受験英語のレベルで英文法は知っているのだけれども、それを会話や英作文の中でうまく使えないことに悩んでいる人にとってはブレークスルーのヒントを与えてくれそうです。

文法と並んで英語学習で大切なのは、やはり語彙力です。自分もそうですが、やはり英語が苦手な理由の大部分は語彙力が圧倒的に不足していることなのです。なので再度、語彙力を徹底的に鍛え直そうと思いました。前述のブログで勧められていたのが、これまた受験勉強の定番『速読英単語必修編』です。


懐かしい。高校生の時に使いました。これを毎日音読するのがいいそうです。単純に単語の意味だけを覚えるのではなく、文章の中での運用を覚えるのが目的です。1日2ページのペースで続けるのがお勧めだとか。それなら15分程度でできるので、社会人でもこなせそうだと思いました。英会話に通っていた時から感じていたのですが、やはり英語学習は声に出すことが極めて重要です。それをやらないと、まったく頭に入りません。我が身を振り返っても、受験英語を勉強していた頃は圧倒的に音読・発声が足りなかったのです。そこで今回は徹底的に声を出そうと思います。

まだ始めたばかりなので、まったく成果はありませんが、とにかく続けることを第一に実践していこうと思います。新型コロナ禍が収束し、再び海外に旅行できるようになる頃には、英語力もパワーアップしていたいものです。

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