2021年7月29日

オリンピックを観ていると心が洗われていく―今月の積立投資(2021年7月特定口座)

 

無観客開催となったことでどうなることかと思われていた東京オリンピックですが、始まってみれば日本人選手のメダルラッシュで大いに盛り上がっています。私も毎日、テレビとネット配信を駆使していろいろな競技をハシゴしながら一喜一憂しています。おかげで最近は投資のことなどすっかり忘れている状態。でも、自動積立なので7月もいつも通りに買付けました。それにしても改めて感じるのは、本当にオリンピックを開催して良かったということです。新型コロナウイルス禍が始まって以来、世の中全体がギスギスしてじつに嫌な気分が続いていましたが、オリンピックを観て選手の活躍を目にすると、まさに心が洗われていきます。

今月も買付けたファンドはいつも通りです。7月は「ひふみ投信」の買付月でした。

【特定口座(SBI証券)】
「ニッセイ日経225インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.25% 信託財産留保額:なし)
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.093% 信託財産留保額:なし)
「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」
(信託報酬:税抜0.189% 信託財産留保額:なし)
「Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型」
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
「世界経済インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.1%)
「iTrust世界株式」
(信託報酬:税抜0.89% 信託財産留保額:なし)
【直販投信】
「ひふみ投信」
(信託報酬:税抜0.98% 信託財産留保額:なし)

それにしてもオリンピックを観ていると、日本人選手だけでなく参加するすべてのアスリートを素晴らしいと感じます。なぜなら、ただひたすらに自分がやるべきことだけに全力を注ぎ、戦っているからです。だから、勝っても負けても決して他人のせいにしない。そして、やはり勝っても負けても他人に対する感謝の気持ちを忘れない。そうした姿勢に心を打たれます。

とにかく新型コロナ禍が始まって以来、ひたすら誰かを批判する人が増えました。確かにパンデミックによる被害は甚大です。その責任が誰かにあると考えたくなる気持ちは分かる。しかし、そもそも歴史的に見れば疫病というのは基本的に自然災害です。だから、最初から厳しい撤退戦と塹壕戦が続くことが決定づけられていた。政府など、たかが人間が作った組織で押し返せるようなものではないのです。実際に新型コロナによる被害を抑え込んでいる国などありません。感染者や死者の数の違いなどはしょせん程度の差です。

ところが人間は、パンデミックが自然界の現象であり、あるいは世界史の運命だったのかもしれないということが分からない。だから、誰かを悪者にして、攻撃することでしか精神の均衡を保てなくなっています。新型コロナ禍が始まってから、とにかく誰かを攻撃する言葉が世界に溢れています。口を開けば誰かを攻撃しなけれないられない状態というのは、それこそウイルスとは別のなにかに魂が汚染されたように思え、そういった人を見るたびに、なんとも嫌な気分がになります。

そんな中でオリンピックを観ていると、なんとも心が洗われます。選手たちは、誰かを攻撃するのではなく、ただひたすらに自分を磨き、自分と戦っている。そして、結果に対しても誰かのせいにするのではなく真摯に受け入れる。その際に周囲への感謝の心を忘れない。そんなアスリートの姿勢こそ、パンデミックの下で生きる人間が持つべき精神のあり様だと思うのです。

幸いなことに新型コロナとの戦いは、ワクチンの登場によって光明が見えてきました。ようやく撤退戦・塹壕戦からの反攻が始まりました。やはり人間は偉大なのです。そして、この戦いに勝てるかどうかは、やはり人間が自然や運命に対して真摯な姿勢で臨めるかにかかっていると思う。その点でも、オリンピックのアスリートに学ぶことが多いのです。

関連コンテンツ