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2021年3月10日

久しぶりの大負け―ひふみ投信の2021年2月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで積立投資している「ひふみ投信」の2021年2月次運用報告書が出ました。2月の騰落率は-0.88%、参考指数であるTOPIX(配当込み)の騰落率は+3.12%でした。純資産残高は2月26日段階で1393億円(前月は1403億円)、ひふみマザーファンドの純資産残高は6239億円(前月は6321億円)となりました。昨年は絶好調だった「ひふみ投信」ですが、2月は久しぶりに参考指数に対して大負けです。ここにきて相場のキャラクターが変化しているようで、再びポートフォリオの組み換えが必要になりそうです。

2月は米国の追加経済政策への期待やワクチン接種普及による経済正常化への思惑などもあって世界的に株価は好調に推移し、日本も日経平均株価が30年ぶりに3万円台を回復するなど大きく上昇しました。その一方、月後半には米国の長期金利上昇への警戒感から、それまで大きく上昇していたハイテク銘柄や新興銘柄が大きく下げる展開となっています。

ここにきて相場のキャラクターが大きく変化しつつあるように見えるのですが、その影響を「ひふみ投信」も大きく受けているようです。最高運用責任者である藤野英人さんは現在の相場に対して「マーケットの物色内容も2020年に買われていたITやSaaS関連ではなく、
コロナ後の景気回復を見越したものになりつつあります」とした上で、今後の方針として次のように書いています。
今月はひふみ投信もコロナ後を見越した銘柄選択を意識し、大型株の割安製造業や観光、旅行関連の一部を仕込みました。これから3月以降の巻き返しを図っていこうと考えています。
こうしたポートフォリオの組み換えが奏功するかどうか、受益者の1人として大いに注目したいと思います。

【ご参考】
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