2020年12月16日

日本株と新興国株を選好―「iTrust世界株式」の2020年11月の運用成績

 

サテライトポートフォリオで少しだけ積立投資しているピクテ投信投資顧問の低コストアクティブファンド「iTrust世界株式」の2020年11月次運用報告が出たので定例ウオッチです。「iTrust世界株式」の11月の騰落率は+13.39%、参考指数であるMSCIワールド・インデックス(ネット配当込み)の騰落率は+11.57%でした。ここしばらく苦戦していましたが、11月は参考指数をアウトパフォームしました。ここにきて新型コロナウイルスに対するワクチン開発の動きが加速しており、相場のキャラクターも変わりつつあるようです。そんな中、ピクテが特に期待して選好するのが日本株と新興国株です。

11月は米国大統領選挙も無事に終わり、市場の混乱要素が減ったことで株価も堅調に推移しました。さらに新型コロナウイルスのワクチン開発が加速してきたことで株価は一段と上昇しています。

業種別ではすべてのセクターが上昇していますが、とくにエネルギー、金融、資本財・サービスが大きく上昇する一方、公益や生活必需品、ヘルスケアなどの上昇は小幅でした。ここにきて相場のキャラクターが変化しているのかもしれません。

こうした中でピクテがとくに選好しているのが日本株と新興国株です。「iTrust」シリーズの受益者に配信される機関投資家向けレポート「Barometer」12月号によると新型コロナ禍からの回復に加えて景気循環効果も加わり、さらなる上昇が見込めると予想しています。

また、ワクチン実用化の道筋が見えてきたことで、新型コロナ禍で打撃を受けていたセクターの見直しも進みそうです。このあたりの動きも今後、要注目でしょう。そうした中でピクテがどういった運用を行うのか、受益者として期待しながら見ていきたいと思います。

【ご参考】
ピクテ投信投資顧問の「iTrust」シリーズはネット証券を含む販売会社で購入できるほか、「iTrust世界株式」と「iTrust日本株式」は楽天証券やカブドットコム証券のiDeCo(個人型確定拠出年金)プランにもラインアップされています。⇒楽天証券確定拠出年金プランauカブコム証券確定拠出年金プラン

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