2020年11月1日

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」投票がスタート―地方在住者には嬉しい表彰式のオンライン開催

 

2020年も早いもので11月です。今年は新型コロナウイルス禍で想像もしなかった1年になっていますが、投信ブロガーにとっては年末年始の風物詩となりつつある「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020」の投票が11月1日から始まりました。


投票締め切りは11月30日です。投票結果は、ある意味で個人投資家の意識やニーズを現在進行形で示してしまうため、いまや運用会社など金融機関にとっても無視できないイベントとなりました。今年もどういった結果になるのか非常に楽しみ。もちろん私も投票します。

2020年は新型コロナウイルスによるパンデミックという、それこそ数百年に1度と言っても過言ではない異常事態に襲われました。このため株式相場なども“コロナ・ショック”による大暴落となり、それこそリーマン・ショック後に投資を始めた人にとっては、はじめて体験する大暴落だったと思います。

同時に、“コロナ・ショック”後のV字回復も、それこそ異常と言っていいようなスピードでした。本当に2020年は、これまで経験することのなかったような投資体験となったことでしょう。

そうした中で、インデックスファンドなど投資信託を通じて資産形成している人たちの意識や行動がどのように変わり、どのように変わらなかったのかは大いに気になる点です。そうした時代の空気の一端が今回の投票結果には表れてくると思います。

こうしたことを考えると、FOY2020の結果は、“ウィズ・コロナ”“アフター・コロナ”における個人投資家の意識や、そこで求められているファンドのあり方などについて、かなり示唆に富んだものになるのではないかと期待しています。

もうひとつ興味深いのは、例年は東京で開催されていた恒例の表彰式が今回は新型コロナ感染防止の観点からオンライン開催となったことです。


表彰式は、普段はwebやSNS上でしか交流できない投信ブロガーが実際に合って交流を深めることのできる楽しいイベントでしたから、オフライン開催となったことはちょっと残念です。一方で、私のような地方在住者にとっては、かえって参加しやすくなったという面があり、これはこれで嬉しいものです。

表彰式に参加するハードルがぐっと下がりましたから、今回初めて表彰式の様子をリアルタイムで目の当たりにする人も多いのでは。そこから新たな出会いやつながりが生まれれば、災い転じて福となすで、新型コロナ禍による逆境を乗り越えてFOYはもう一段の影響力を持つイベントに進化すると思います。

それにしても毎回のことですが、これだけのイベントを手弁当で運営する運営委員会の皆さんの努力には頭が下がります。とくに今回はオンライン開催という初めての試みですから、苦労はさらに多いことでしょう。心の底から“ご苦労様です”と言いたいです。

投票締め切りまでまだ1カ月ありますので、今年もじっくりと考えて投票したいと思います。表彰式にもぜひ参加しようと思います。

※ところで投票では無効票が毎年あるそうです。せっかく投票したのにノーカウントでは寂しい。運営委員のセロンさんが投票方法についてTwitterで注意喚起しているので、一連とツイートをよく読んでおくといいでしょう。

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