2020年10月12日

アクティブファンドも低コストが大切














私はインデックスファンドのほかにアクティブファンドもいくつか保有しています。アクティブファンドにはインデックスファンドとは異なる面白さがあるからです。ただ、どのアクティブファンドを選ぶのかというのは非常に難しい問題です。この点に関して面白い記事がモーニングスターに載っていました。やはり、アクティブファンドも低コストであることが大切だという指摘です。

通常、アクティブファンドはインデックスファンドと比べて信託報酬が割高になります。これは、アクティブ運用には銘柄選択のための調査研究などでどうしても経費がかさむからです。ただ、コストが高いからといって運用成績が良くなるわけでもないのが投資の面白いところ。その点に関して、モーニングスターが面白い分析結果を紹介しています。


国内株式型アクティブファンド263本を信託報酬の多寡に応じて運用成績を分析した結果、やはり例コストな方が好成績を上げるファンドが多いことが分かりました。あくまでモーニングスターのレーティングに基づいた分析ですから100%信用するわけではありませんが、ひとつの分析結果としては興味深いでしょう。

もちろん、高コストでも素晴らしい成績を上げているファンドは確実に存在します。ただ、低コストなファンドのグループと比べると、比率は大きく下がるわけですから、投資家がファンドを選択する際に、好成績を上げるファンドを見つけるハードルは高くなり、打率は低くなりがちなのです。

なぜ高コストなアクティブファンドは勝ちにくいのかというと、これも専門家の間では一定の答えが出ています。受益者にもたらされるファンドの運用結果というのは信託報酬控除後の数字です。なので高コストなアクティブファンドは、せっかく好成績を上げても自分のコストによってリターンが押し下げられてしまう。一種の自滅です。

こうしたことを考えると、やはりモーニングスターの記事が指摘するように「現状でのアクティブファンド選びにおいて、信託報酬等の重要度は言わずもがなだろう」ということになります。高コストが好成績を保証しない一方で、低コストは好成績の可能性を高めてくれるのですから。リターンは不確実である一方、コストはコントロール可能ですから、コントロール可能な要素でやれることをすべてやるべしというのは運用の基本なわけです。

そんなわけで、やはりアクティブファンドも低コストが大切ということになります。ちなみに私の場合、アクティブファンドは信託報酬が税抜1%未満のものしか買わないことにしています。こうしたスクリーニングをするだけで、打率が上がるのではと考えているからです。

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