2020年5月27日

日経平均は30万円になる!―今月の積立投資(2020年5月特定口座)



日本もようやく新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除されました。“コロナ・ショック”で暴落した株価も上げ基調が続き、なんとか半値戻しに。そうした中、5月もいつも通りファンドを買付ました。結果的に市場から退出せずにバイ&ホールドを続けていることがいまのところ成功していると言えそうです。さらにアフター・コロナ時代に日本の株価はさらに上昇するという見方があります。ついに「日経平均は30万円になる!」という調強気の説も登場しました。

今月買付けたファンドはいつも通りで、とくに変化はありません。

【特定口座(SBI証券)】
「ニッセイ日経225インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.25% 信託財産留保額:なし)
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.093% 信託財産留保額:なし)
「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」
(信託報酬:税抜0.189% 信託財産留保額:なし)
「Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型」
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
「世界経済インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.1%)
「iTrust世界株式」
(信託報酬:税抜0.89% 信託財産留保額:なし)

“コロナ・ショック”の暴落で一時は含み損にまでなりましたが、再びすべてのファンドが含み益まで回復しています。結果的にバイ&ホールド戦略を続け、積立を継続したことが成功だったということです。

まだまだ先のことは分かりませんし、二番底、三番底があってもおかしくないのですが、逆に世界中の中央銀行が空前絶後の金融緩和に踏み切ったことで、ある意味でバブルが発生する可能性すらありそうです。それぐらい最近の相場には不気味な強さを感じます。そんな中、「日経平均は30万円になる!」という調強気の説が登場します。提唱者は、Twitterでもおなじみのトルコ出身のエコノミスト、エミン・ユルマズさん。

日本がコロナ禍をチャンスに変えて世界で浮上するシナリオを、トルコ出身エコノミストが説く!(週刊プレNEWS)

こういった見方をバカにしてはいけないと思う。少なくともストーリーとしてはあり得ることだからです。とくに「今回、中国が民主化する見込みは薄いと各国に知れ渡りました。これを機に経済のグローバリズムは終焉(しゅうえん)に向かい、ブロック経済化や新冷戦の流れが加速するでしょう。そうなると、旧冷戦時と同じように、アメリカや西側諸国にとって日本の重要性が高まるんです」という指摘は、なるほどと思いました。

そしてなにより株価というのは原理的には上限がないということも忘れてはいけません(これは過去30年の日本株の動きしか見ていない多くの日本人が看過しやすいポイントなのです)。なので、エミンさんの「日経平均30万円説」には大いに勇気づけられます。

また、「個人的な備えとして、少しでも株式投資の勉強をしておくといいでしょう。株価は今後1年から1年半程度下げると思いますが、長期的には上昇の途上にあります。人生に一度のチャンスかもしれません。まずは勉強だけでも、第一歩を踏み出してみてください」というのは、案外と重要な指摘です。なぜなら、株価が上昇する背景には世界的なインフレ懸念もあるとかもしれないからです。なにしろ、世界中の中央銀行が空前絶後の金融緩和を行い、各国政府も未曽有の財政出動に動いているのですから(関連記事:パンデミックでも株価が下げ渋ることに感じる“嫌な予感”)。

そんなわけで、エミンさんの説に興味津々です。ちょっと『米中新冷戦のはざまで日本経済は必ず浮上する』『それでも強い日本経済!』などエミンさんの著書を読んでみたくなりました。

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