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2020年4月24日

新型コロナウイルス禍でも地球は生きている



新型コロナウイルスのパンデミックが続く中、どうも精神的に落ち着かなかったり、イライラしてしまう人も増えてきました。かくいう私もその1人で、なんとも奇妙な感覚が続いています。そんな中、ちょっとほっこりするニュースを見つけました。

ベネチアの水路にクラゲ現る、街並みを反射して幻想的な風景(ロイター)

ロックダウンで観光客が姿を消し、水上交通もストップしたことで皮肉にもベネチアの水路の水質が劇的に改善したからだそうです。こういう風景を見ると、新型コロナウイルスの登場は人類にとって禍だけれども、自然界にとっては天の恵みなのかもしれません。

新型コロナウイルスによって人類が一時的に活動を停止したことで、逆に活発に動き出したのはクラゲだけではないようです。地上の動物たちも人間が姿を消した街に我が物顔で入ってくるようになりました。

Nature reclaims public spaces during lockdown(ロイター)

こういうのを見ると、やはり“地球は大きい”と感じます。地球にとって新型コロナウイルスの登場などは、ほとんど空気の揺らぎほどの影響しかないということです。まさに新型コロナウイルス禍の下でも地球は生きている。

そして、ふと思いました。これだけ地球は大きいのだから、人類が生きるだけのスペースは、まだまだ残されているはずだと。いまは一時的に活動を停滞させている人類も、やがて動き出すはず。新型コロナウイルスともいずれ“共存”するようになるに違いありません(それが治療薬やワクチンの登場なのか集団免疫に獲得によってなのかは分かりませんが)。そして再びベネチアの街や水路を汚し始めるのだから、動物たちにとっては迷惑な話なのかもしれません。

ちなみに新型コロナウイルスは動物にとっても無縁のウイルスではなさそうです。ニューヨークではペットのネコからウイルス感染の陽性反応が出たそうです。

NYでネコ2匹が新型コロナ陽性、ペットから人にうつる証拠なし(ロイター)

幸いネコなど動物は新型コロナウイルスに感染しても重症化しないようです。愛猫家として、これもちょっと安心のニュースでした。

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