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2020年2月11日
確定申告の準備―今年は医療費控除に挑戦します
遅ればせながらですが2019年分の確定申告の準備を始めました。あいかわらず締め切り間際にならないとやる気にならない性格なのが悲しいところです。とはいえ米国の個別株に投資しているので外国税額控除で二重課税されている税金の一部を取り戻す必要がありますし、国内の個別株投資でも少しばかり損益通算による繰越損があるので、やはり払い過ぎた税金を返してもらわなければなりません。さらに昨年は胆石症の手術を受けたりしたので医療費もそれなりの額になっています。なので今回は初めて医療費控除にも挑戦します。
昨年は胆石症の手術を受けたり、虫歯と歯槽膿漏の治療で頻繁に歯医者に通ったこともあり医療費がそれなりの額になっています。また、妻も何度か医者にかかっています。医療費控除は「生計を一にする」配偶者や親族の分もも合算して申告できるので、やはりやらない手はないわけです。ただ、医療費控除の対象には細かな規定がありますので、そのあたりはよく調べておく必要があります。
ところで確定申告に関しては日経新聞に簡便な手引きが連載されています。なかなか簡潔にまとまっているので参考になります。
確定申告まで1カ月 会社員も医療費など還付チェック 確定申告の手びき(1)(NIKKEI STYLE)
スマホで確定申告、こんなに便利 所得控除は全て対象 確定申告の手びき(2)(同)
副業でいくら稼いだら確定申告? 住民税の対応必須 確定申告の手びき(3)(同)
確定申告で医療費控除 対象は通院費〇、健診は原則× 確定申告の手びき(4)(同)
もちろん、この記事だけですべての内容を網羅できませんから、アウトラインを抑えた上で詳細は国税庁の確定申告特集サイトを確認することが欠かせません。とにかく税務処理というのは勝手な思い込みで対応すると、意外なところでトラブルが起こるものですから。
確定申告は確かに面倒です。しかし、たとえ面倒だったり還付金がわずかだとしても、絶対にやった方がいいと思う。なぜなら税務に関する理解が圧倒的に高まるからです。とくにサラリーマンは普段、源泉徴収で何も考えずに納税しているため、どうしても税務に関する知識や意識が貧困になりがち。でも、それはマネーリテラシーの面でも大変な欠落です。税務知識は、投資に関する知識よりもよほど大切だからです。
そんなわけで、今回も勉強だと思って確定申告をしようと気合を入れたのでした(そうでもしないと、未整理の領収書の山を見て気分が滅入るのでした)。
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