2020年1月9日

2020年は、もうひとつのブログも充実させたい―歌舞伎への情熱が復活しました



今年の正月休みは、久しぶりに歌舞伎見物に行きました。大阪松竹座の昼の部を見たのですが、大坂らしい演目が楽しく、久しぶりに初芝居を堪能。やっぱり歌舞伎は面白い。私は、このブログ以外に歌舞伎についてのブログも書いていたのですが、ここ数年はすっかり放置気味。でも、久しぶりに芝居を観に行って、再び心に火が付いたようです。2020年は歌舞伎ブログの方も充実させたいと思います。

今回見た大阪松竹座、昼の部は「九十九折」「大津絵道成寺」「酒屋」でした。新歌舞伎に変化舞踊、そして丸本物という組み合わせですが、とくに「九十九折」と「酒屋」はいかにも大坂らしい芝居だったのがうれしい。また、松本幸四郎、片岡愛之助、中村鴈治郎・扇雀兄弟に混じって中村壱太郎の成長が印象に残ります。ほんの数年前までは可愛い御曹司だったのが、いまや立派な若手役者になっているのに驚く。やはり後生畏るべしなのです。

振り返ると、私が歌舞伎を初めて見たのは2005ですから、もう15年も前のことになります。いちばん熱中していたころは体力もあったので昼の部と夜の部を通しで観るといった無茶なこともやっていました。ところがここ数年は忙しさにかまけて歌舞伎見物もご無沙汰に。このブログ以外に「歌舞伎の幕間に-My Criticism of KABUKI」という歌舞伎観劇ノートのブログも書いていたのですが、こちらの方もすっかり放置していました。

ところがちょっとしたきっかけで歌舞伎熱が再燃することに。じつは現在の歌舞伎ブログを始める前に、それこそもっとも歌舞伎に熱中していた時期にもYahoo!ブログで観劇ノートのブログを書いていました。ところが2019年12月15日でYahoo!ブログのサービスが終了に。せっかく書いたブログですから、そのまま消えてしまうのは惜しいと思い、旧稿を現在のブログに転載する作業を行いました。若い頃に書いた文章を読み直すのは気恥ずかしいのですが、少しは面白いことも書いていると感じた次第。そして、昔の文章を読み直しているうちに、私の中の歌舞伎への情熱が再びムクムクと湧き上がってきたのです。そうなると、もう止まりません。すぐに切符を手配して、正月休みは妻を誘って初芝居ということになったのです。

そんなわけで、今年から再び関西で開かれる歌舞伎公演は可能な限り足を運ぼうと思います。そして観劇ノートとしてブログもできるだけ書くことにしました。2020年は、このブログたけでなく、もうひとつのブログも充実させたい。ただし、こちらは純然たる自己満足の世界ですから、それほど関心を集めることはないでしょう。でも、それでいいのです。そういったひっそりとした自己表現こそ個人ブログの楽しみですから。とはいえ、やはりPVが増えるのはうれしいですから、冷やかしにでも覗いてもらえれば幸いです。改めてリンクを張っておきます。

「歌舞伎の幕間に-My Criticism of KABUKI」

今回見た芝居の感想も近々、こちらのブログに書く予定です。ちなみに、旧ブログで書いていた観劇ノートは「むかし見た芝居」として転載しています。恐ろしく生意気なことを書いていて赤面の至り。ただ、熱意は我ながら感心します。興味があれば御笑覧あれ。

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