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2019年1月29日
若者は投資に没頭するよりも他のことに挑戦したほうが良い―今月の積立投資(2019年1月特定口座)
結婚式や新居への引っ越しの準備などでお金がどんどんと無くなっている今日この頃です。それでも毎月の積立投資は続けることができています。このほど特定口座での1月の買付が約定しました。これも積立投資を自動化している効果。やっぱりお金が減ってくると、リスク資産に新規に資金を投入するのに躊躇してしまうというのは人情ですから。そして改めて思ったのですが、やはり投資にのめり込むのはよろしくない。とくに若い人は投資に没頭するよりも他の事に挑戦したほうが良いのではないかと感じます。
今月買付けたファンドはいつもの通りです。自由積立設定で3カ月に1度のペースで購入している「ひふみ投信」の買付月でした(「ひふみ投信」についてはいろいろと批評がありますが、引き続き積立を続けようと思います)。
【特定口座(SBI証券)】
「ニッセイ日経225インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.25% 信託財産留保額:なし)
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.109% 信託財産留保額:なし)
「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」
(信託報酬:税抜0.189% 信託財産留保額:なし)
「Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型」
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
「世界経済インデックスファンド」
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.1%)
「iTrust世界株式」
(信託報酬:税抜0.89% 信託財産留保額:なし)
【直販投信】
「ひふみ投信」
(信託報酬:税抜0.98% 信託財産留保額:なし)
さて、こうやってチマチマと積立投資の報告記事を書いておきながら恐縮なのですが、やはり世の中には投資よりも優先して考えるべきことがたくさんあるという思いが強くなってきました。来月早々に結婚式と新居への引っ越しを予定しているのですが、とにかく準備が大変のです。なにより世の中の同世代が既に経験していることに対して自分が全く無知だということに気づきます。
これは以前に別の記事(「失われた世代」の1人として、"失ったもの"を取り戻したい)でも書きましたが、早くから資産形成に取り組んだことは良かったけれども、多くの人が20代や30代に経験するであろう「普通の生活」というものが私には欠けています。だから、いざ結婚するとなると右往左往する。じつに情けない話です。これも「失われた世代」の宿命でしょうか。
そう考えると、やはり若い時は投資に没頭するよりも、その時期にしか経験できないことに挑戦した方がいいのではないでしょうか。最近は若いうちから投資に励むべきだという意見が多くなってきました。それはそれで正しいのですが、やはり若者は相場にのめり込んでいる暇があるなら、もっとするべきことがあると思うのです。例えば、本を読み、映画を観て、友人と会話し、彼女と同じ時間を過ごして、そして仕事を頑張る。こうした経験の方が人生にとって意味があるような気がします。
やはり投資に時間を費やすのは、ほどほどがちょうど良い。その意味で若い人こそiDeCoや「つみたてNISA」を活用した積立投資を始めたり、ちょっとした個別株やETFをバイ&ホールドするぐらいでちょうどいいのではなかろうか。手間暇をかけずに、でも早いうちから資産形成には取り組めるわけですから。そうやって時間を有効に使うことで、もっと大事なことに挑戦するべきでしょう。その上で、いずれ本当に投資が面白いと感じるようになったら、そこから本格的に投資や資産運用について勉強しても遅くありません。投資は“大人の嗜み”ですから。
以上、キラキラした青春時代を経験できなかったおっさんからの、いささか苦味のある自己憐憫を含んだアドバイスでした。