2018年12月13日

新居は意外と掘り出し物の物件?―UR賃貸で初期費用を抑える



結婚が決まってから新居探しを続けていましたが、ようやく考えていた条件に見合う賃貸物件が見つかりました。先日、内見も終えてすぐに仮契約を結びました。必要書類をそろえて近々、正式契約する予定です。見つけたのはUR賃貸です。なにより初期費用が格安なのが魅力。おまけに立地や間取りを考えると、意外と掘り出し物の物件かもしれません。

ご存知の通りUR賃貸というのは独立行政法人都市再生機構が運営する公営団地です。最大の魅力は、入居時の初期費用の安さ。敷金として家賃2カ月分を差し入れるだけでOK。礼金、手数料、保証金が不要で、おまけに更新料もありません。また、さすが国の力で作っただけあって民間物件と比べて敷地面積などがゆったりとしていて、都市部にもかかわらず敷地内の緑が多い。物件によっては敷地内に公園や保育所まであります。このため、立地によっては人気のある物件も多いのですが、契約は完全先着順のため、入居できるかどうかは運に左右されます。

今回は運よく大阪市内の抜群の立地にあるUR団地に空き物件を見つけることができました。最寄の地下鉄駅まで徒歩8分。しかも最寄駅は3路線乗り入れなので交通の便が非常に良い。私の勤務先は大阪市中心部のビジネス街にあるのですが、そこまで地下鉄1本でわずか4駅。婚約者の勤務先はちょっと郊外なのですが、そこへも1路線で7駅の場所です。まさに夫婦そろって職住近接となります。また、彼女の実家にも私の実家よりは近い場所になります。

先日、物件を内見してきました。けっこうな繁華街に立地するのですが、さすがそこはUR。団地に入る風景が一変します。広大な敷地には緑がいっぱいで公園もあり、非常に閑静。さらに住棟の1階部分には医院や商店などがテントとして入居しており、まさに団地全体が小さな町になっています。さすがに建物の築年は古いですが、手入れはよく行き届いています。

そして部屋を見て驚いた。3DK+Sで70㎡(7畳のキッチンダイニングに6畳の洋室2、同じく6畳の和室1、2畳の納戸付き)なので想像していた以上に広かった。また、角部屋のため2面採光で非常に明るい。もちろんベランダも2面あります。仲介してくれた不動産屋のオニイチャンは「ベランダで焼き肉できますよ」と冗談を言っていました。トイレやバスルームも設備は比較的新しいものに交換済みです。

申し分のない物件だったわけですが、ただ唯一のネックが家賃。もともと新居として月8万円台までの家賃で2LDKか3LDKぐらいの物件を探していたのですが、今回の物件の家賃は月9万円強。予算オーバーなのです。家賃というのは固定費ですから、軽々に考えるわけにもいかず、かなり悩みました。それで悩んだ末に結局、この物件に決めることにしました。決め手となったのは、東京に住んでいる友人にそれとなく相談したとろ「その立地と広さなら、東京都内なら月15万円ぐらいしてもおかしくないぞ」と言われたことです。東京都内の家賃相場は特殊だということを差し引いても、今回の物件は掘り出し物ではないかという思いが強くなったのです(実際はどうなんでしょうか。皆さん、どう思いますか?)。

やはり賃貸と言えども不動産選びは難しいです。どんな物件に出会えるかは運次第のところがあるからでしょう。よく「部屋探しは一期一会」などと言いますが、言い得て妙です。それでも今回は、意外と掘り出し物の物件を見つけることができたのではないかと自分を納得させています。ちょっと予算オーバーとなったけれども、そこはなんとかやりくりするしかない。その辺のキャッシュフロー計算をいましているところです。その点でも、UR賃貸は初期費用や更新料を節約できる点がトータルのランニングコスト面で効いてくるのかも。それもまた今回の物件を決める理由になりました。

いずれにしても、ようやく結婚後の住まいが決まったことでほっとしています。これから家財道具もそろえなければなりません。まだまだしばらくは忙しくなりそう。同時に、新生活に向けて期待感も高まってきました。

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