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2018年12月4日
結婚後の家計管理をどうするか
結婚が近づいてくると、どうしても生活についての具体的な話し合いと意見のすり合わせをしなければならなくなります。最近、結婚後の家計管理をどうするのかを婚約者と話し合いました。ちょっとした意見の対立もあったのですが、なんとなく大まかは枠組みは決まってきました。とりあえず夫婦それぞれの口座とは別に、いわゆる“おうち口座”を作って、そこで家計を一元管理することにしました。
家計の管理というのは各家庭それぞれのやり方があって、なにが正しいのか一概には言えません。私の同僚などは給料全額を奥さんに渡して管理してもらう“お小遣い制”を取っていたりします。それでいいのかと思うのですが、彼は「お金の管理なんかしたくないんや!」と言い切るわけですから、やはり各家庭ごとに最適な方法というのは様々です。
それで私の場合はどうかというと、じつは婚約者も最初はお小遣い制を取りたいと言い出したわけです。私としては、それで家計をしっかりと管理してもらえるなら異論はないのですが、困ったことに彼女は“貯金一筋人間”。まったく投資などに興味も経験もありません。それでは私も困ります。
そこで決めたのは、“おうち口座”(この言い方は、みずほ銀行が提唱していました)を作ることです。当面は共働きの予定ですから、夫婦双方に給与振り込み口座があります。それとは別に銀行に口座を作る(名義は夫婦どちらでも可)。そして夫婦双方が毎月一定額を生活費としておうち口座に入金するようにします。家賃や光熱費、食費など生活費は、おうち口座で一元管理しながらやりくりすることにしました。
この方法のいいところは、夫婦それぞれの名義で貯金なり投資なりして資産形成できる点です。個人的な意見ですが、私は結婚後も女性は絶対に自分名義の資産を持っておくべきだと考えています。将来、なにがあるかわかりません。万が一、パートナーが亡くなったりしたときに自分名義の資産がないと当面の生活にも困る場合があるからです(今後、マイナンバーなどを使って当局による金融口座の統制が厳しくなる可能性があります。そうなると死亡した人の名義の口座は即座に凍結されるようになるでしょう)。
そして、おうち口座も毎月のキャッシュフローをできる限りプラスにすることを心がける。それでできた余剰資金は、おうち口座の中で貯めていくことにしました。もちろん、将来的には子供の教育費や住宅取得に向けた資金手当てもしていかなければならなくなるでしょう。それもおうち口座を中心に作っていこうと考えています。
ちなみにこのやり方は、ある意味で夫婦個人の財布が別になるわけですから、一番大事なのは透明性ということになります。だから、毎月の収入がいくらで、小遣いはいくら使っているのか、貯金や投資にいくら資金を振り向けているのかなどは夫婦でしっかりと開示していきたい。大きな買い物をする際にも、たとえそれが個人の口座からの支出だとしてもパートナーの承認を得ることをルール化しようとも考えています。
はたしてこの方法がうまくいくのかわかりませんが、とりあえずトラン&エラーでやってみようと思う。ただ、問題は私の給料からいくら生活費としておうち口座に入金するのかがまだ決まっていないこと。この多寡は、私のお小遣いの多寡に直結するので大問題なのです。これから、ちょっとシビアな交渉が控えているのでした。