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2018年8月25日

SBI証券のiDeCoで積み立て商品の変更と保有ファンドのスイッチングを実行しました



先日もブログで紹介したように、私が加入しているSBI証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)プランは「確定拠出年金制度等の一部を改正する法律」施行によって商品ラインアップを2023年までに35本以下に削減しなければなりません。このため既にプランからの除外対象商品が発表されています(関連記事:SBI証券がiDeCoプランからの除外予定商品を発表―おおむね妥当な判断も一部で意外な点もある程度は)。このほど加入者個別にも案内のレターが届きました。そこで“思い立ったら吉日”と、積み立て商品の変更と保有ファンドのスイッチングを実行しました。

いちおう商品の除外は受益者の3分の2以上の賛成が必要なのですが、正式に除外が決定すると2018年5月1日以降購入したとみなされるものについては現金化されてしまいます(「2018年4月30日時点で保有していた数量」を上回る数量は、2018年5月1日以降購入分とみなされる予定)。そうなると非常に面倒。そこで除外対象候補となっている商品に関しては保有分のスイッチングと積み立て設定の変更を行いました。

除外対象候補となっている商品のうち、私が保有しているのは「三井住友・DC外国債券インデックスファンド」と「EXE₋iグローバルREITファンド」です。そこで、それぞれ保有分を以下の商品にスイッチングしました(信託報酬は税抜)。

【売却】「三井住友・DC外国債券インデックスファンド」(信託報酬:0.21%)
【購入】「野村外国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)」(信託報酬:0.21%)

【売却】「EXE₋iグローバルREITファンド」(信託報酬:0.328%程度)
【購入】「三井住友・DC外国リートインデックスファンド」(信託報酬:0.28%以内)

先進国債券インデックスファンドに関しては信託報酬も同レベルなのでスイッチングすることでとくに不都合はありません。変化があるのは海外REITの部分です。「EXE₋iグローバルREITファンド」は投資対象が世界REIT(日本含む)なので日本と新興国のREITが含まれますが、「三井住友・DC外国リートインデックスファンド」の投資対象は先進国REIT(日本除く)となり、日本と新興国のREITは含まれません。ただ、私がiDeCoのポートフォリオでREITに充てている比率は5%と味付け程度ですから、さらにその中の日本と新興国の割合となるとごくわずか。なのでそれほど気にすることもなく先進国REITインデックスファンドにスイッチングしたわけです。その代わり、コストは若干低下しました(なお、どうしても国内REITに投資したい場合は「DCニッセイJ‐REITインデックスファンドA」がラインアップに残ります)。

通常口座ではファンドの乗り換えにともなう売却で利益があると課税されてしまいますが、iDeCo口座でのスイッチングは非課税なので、気楽にファンドの乗り換えができるのが助かります。そうなると、確定拠出年金はもう少し商品ランアップの入れ替えに関する規制を緩めてもいいのかもしれません。優れた商品が登場すれば、それをどんどんとランアップに加えながら、コスト水準などが時代遅れになっているファンドは思い切って除外することで商品ラインアップのブラッシュアップを促進するのです(カン・チュンドさんも同じ提言をしています。「SBI証券でのiDeCo商品数の削減にはこう対応しよう!」)。そして加入者もより低コストな商品などにスイッチングしていくのです。

iDeCoに限らず確定拠出年金というのは原則60歳まで換金できませんから、20~30年、場合によっては40年にも渡る長期運用が前提となります。その間にファンドの栄枯盛衰やコスト水準の変化などは必ず起こる。そういう投資環境の変化にも柔軟に対応できる制度であって欲しいと思います。

【ご参考】
iDeCoは金融機関によって手数料や商品ラインアップが異なります。現在、iDeCoプランの選択肢としてお薦めなのは運営管理手数料が無条件無料で低コストインデックスファンドをそろえるSBI証券、楽天証券、マネックス証券、イオン銀行、松井証券です。iDeCoへの加入を検討している人は、これら金融機関のプランを研究することをお勧めします。いずれもネットから無料で資料請求できます。⇒SBI証券確定拠出年金プラン楽天証券確定拠出年金プランイオン銀行確定拠出年金プランマネックス証券確定拠出年金プラン松井証券確定拠出年金プラン

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