2018年6月8日

個別株投資をしていて“震える”瞬間―マイクロソフトがGitHubを買収



投資信託と違って個別株投資というのは、どうしても投資対象企業との心理的距離が近くなります。なにしろ株主になるというのは、その企業のオーナシップに直接参加するということですから。そして時々、株主として"震える"瞬間があります。それは、自分が投資している企業が思い切った投資を実行したとき。最近、久しぶりにそんな経験をしました。私の米国株投資のコア銘柄ともいえるマイクロソフトが5月4日、ソースコード共有・管理プラットフォームを運営するGitHubを75億ドルで買収すると発表したからです。

GitHubというのは普通の人にはほとんど知られていない企業ですが、少しでもソフトウエア開発について理解している人からすれば、知る人ぞ知るプラットフォーマーです。それをマイクロソフトが買収したと知ったときは驚きました。そして、震えた。とんでもない可能性があると感じたからです。マイクロソフトがGitHubを傘下に加えることでどのようなシナジーが期待できるのかについて「Forbes」に分かりやすい記事が載っています。

マイクロソフトのGitHub買収、株主の期待を高める4つの理由(Forbes JAPAN)

GitHubとのシナジーでクラウドアプリケーション分野での大きなビジネスチャンスがあるわけで、それがマイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Azure」と組み合わさったときに、どんなことが起こるのか考えるだけでもワクワクします。なにしろ私は、マイクロソフトの未来は「Azure」にかかっていると考えていますから。

やはりマイクロソフトというのは、とんでもない会社です。いわゆるFANG系と言われる米国のハイテク・情報企業の中では古参ともいえる存在となり、もうかつてのような急成長はないと見られていたわけですが、やはり「巨人」健在と言わざるを得ない。まさに横綱相撲のようなやり方でライバルをなぎ倒そうとしているように感じます。

こういう果敢な挑戦を見せられると、弱小とはいえ株主としてなんとも言えない気持ちになる。自分は、こういうとんでもないことをやる企業のオーナーシップの一員だと思うと、まさに"震える"のです。そして、これこそ個別企業に投資する醍醐味です。間接的な所有にとどまる投資信託では味わえない感覚でしょう。

こういう楽しさを私は「所有する喜び」と呼んでいます。私にとってそれは、個別株への投資によって儲ける、あるいは損するといったことよりも大きな意味を持つようにさえ感じる。それが企業のオーナーシップに直接参加するという意味でしょう。こういう面白さがあるから、インデックス投資をメーンにしながらも、個別株への投資を止められないのです。

そんなわけで、今回のマイクロソフトによるGitHub買収の成果をオーナーシップの一員として大いに期待して見守っていきたいと思います。

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