2016年6月19日

マイクロソフトに追加投資―リンクトイン買収など企業変革への積極姿勢を買いたい



毎月コツコツとインデックスファンドを積み立てているのですが、あいかわらず個別株投資も少額ながら続けるスタイルが完全に定着してきました。今年は米国株への投資を開始し、チョロチョロとポジションを作っています。ここにきて円高傾向なので米国の優良銘柄を安く買うチャンスでもあります。そんなわけで金曜日にマイクロソフト(ティッカー:MSFT)に追加投資しました。マイクロソフトは13日にリンクトインを現金262億ドルで買収すると発表し、あまりの巨額投資から株価も下げていたのですが、こういう積極経営は応援したい。ひたすら内部留保でキャッシュを溜めこむよりも、企業としてよほど夢があるからです。

今年から始めた米国株投資ですが、この前にエクソンモービル(XOM)を購入して、ポートフォリオの構成銘柄はほぼ固まりました。現在の米国株保有銘柄は以下のようになります。

ゼネラル・エレクトリック(GE)
エクソンモービル(XOM)
ジョンソン&ジョンソン(JNJ)
マイクロソフト(MSFT)
ボーイング(BA)


このうち、コアとなる銘柄はGEとXOMなのですが、今回の追加投資でMSFTもポートフォリオの中核銘柄に昇格したことになります。

そもそもなぜMSFTの株を買っていたのかというと、企業の在り方を大きく変えようとしている姿勢に期待していたからです。かつてのIT業界の覇者であるMSFTも、最近はグーグルやアップルにすっかり押され気味でした。そこで従来のハードウェア・ソフトウェア企業からITサービス・ソリューション企業へと変わろうとしている。そういう姿勢は“買い”だと思ったのです。もちろん、営業キャッシュフロー・マージンの高さなど財務内容がピカピカなのも大きな要因でしたが。

そんな中で発表されたのがリンクトイン買収です。262億ドルという買収額は驚きですが、そこまで腹をくくってこそ企業の変革というのはなされるもののような気がします。実際に専門家の間では、今回の買収劇はMSFTにとって「高い買い物だが、長い目で見れば価値がある」という評価も出てきました。



今回の買収がMSFTの成長にどのように寄与するのかは未知数な部分もあります。未知数だけれども“夢”がある。どうせ投資するなら、こういった“夢”のある試みに資金を投資たい。ぜひ買収のシナジーを発揮し、新たな成長を実現して欲しいものです。

そして、私のようなWindows95世代にはMSFTという会社に特別な思い入れもあります。その企業のオーナーシップの一員に加わったわけですから、よくよく考えるとすごいことです。いつも書いているのですが、やはり個別株を保有することの楽しさは、その企業を“所有する喜び”にあるのです。それは“儲かる・損する”というのこととはまた別の次元の魅力であり、それこそインデックス投資などファンドを使った投資とは異なる楽しさがあるのです。
(本稿はあくまで個人的な見解です。投資は自己責任でお願いします。)

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