2018年1月24日

絶好調の「NEXT FUNDSタイ株式SET50指数連動型上場投信」―2月末に初めてタイに出張します



私は東南アジアへの投資が好きなので、そういった国や地域の株式に投資できる投資信託やETFをいくつか持っています。そのひとつに野村アセットマネジメントが運用するETF「NEXT FUNDSタイ株式SET50指数連動型上場投信(愛称:タイ株SET50ETF)」があります。一時期は政情不安やバーツ安のせいでかなり含み損となっていたのですが、2017年頃から持ち直したことで私の評価額もプラ転し、最近では含み益を順調に増やすなど絶好調です。なぜこのETFを紹介したかというと、じつは2月末に仕事で初めてタイに出張することになったから。やっぱり自分が投資している国の経済状態を肌で感じる機会があるというのはじつに面白いことですから、けっこう楽しみです。

ここ数年は仕事で毎年、インドネシアとマレーシアに出張していたのですが、担当が変更となり、今年からタイに出張することになりました。じつはタイに行くのは今回が初めてなので、どうなることかまったく想像がつきません。インドネシアなら10回以上行っているのである程度は勝手もしれているのですが、タイはそんなわけにはいかず、これからしばらく情報を収集して研究したいと思います。

こうやって実際に新興国に足を運ぶ機会があると、やっぱり新興国への投資に強気になってしまうのが人情というもの。タイ出張が決まってからというもの、保有している「NEXT FUNDSタイ株式SET50指数連動型上場投信(タイ株SET50ETF)」への関心もぐっと高まりました。タイ株SET50ETFは、タイ証券取引所(SET)に上場する株式のうち時価総額が大きく 流動性の高い上位50銘柄で構成される株価指数「SET50Index」に連動するETFです。運用管理費用(信託報酬)は税抜0.55%。いまとなってはそれほど割安感のないコストですが、購入した2013年頃は東南アジアの株式に低コストで投資できる数少ない商品のひとつでした。

新興国株式が非常に苦戦した15~16年にはタイ株SET50ETFも他の新興国株式インデックスファンドやETFの例に漏れず、大幅な下落に見舞われたのですが、17年に入ってからは株価回復とパーツ高でファンドの基準価額も急上昇。直近1年間(17年1月24日~18年1月23日)のトータルリターンは35%に達します。やはり17年の新興国株式好調の典型と言えるでしょう。ただ、弱点は純資産残高が8億円弱しかないこと。出来高も少なく、やはり私のようなマニア向けの商品であることは確かです。

なので、もうちょっと人気が出て欲しいですね。あくまで個人的な考えですが、新興国株式インデックスへの投資はどうしても中韓台のウエートが大きくなってしまうので、東南アジア株式への投資を組み合わせるというのは分散の高度化という観点からも有効だと思うのですが。

いずれにしても、せっかく現地に足を運ぶわけですから、タイ出張ではできる限り現地の風というものを肌で感じ取ってこようと思います。やはり投資は理屈だけでなく肌感覚、実感というものを大切にしたいというのが私のモットーですから。タイ株式への投資が果たして正解なのかどうかを考える機会にしたい。あと、初めてのタイ出張なので不安もありますので、タイに詳しい人からのアドバイスやリコメンドも大歓迎です。

関連コンテンツ