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2017年10月20日

iDeCoについて相談されたら丁寧に教えてあげよう―2017年10月の個人型確定拠出年金(iDeCo)積立と運用成績



NYダウ平均が最高値を更新したかと思えば、日経平均株価も10月19日で13連騰と相場が絶好調です。まさに"稲妻が輝く瞬間"ですね。こういうことがあるから、常にマーケットに居続けることが大切なのだと改めて感じました。その点で積み立て投資は継続という面で優位性があるのです。SBI証券で積み立てている個人型確定拠出年金(iDeCo)の10月の積み立てが約定しました。今回の上げ相場で累積リターンも+19.4%とさらに上向いています(10月19日現在)。さて最近、プライベートで確定拠出年金について相談されることが増えてきました。やはりジワジワと普及しているのだと実感。そういう時は、かなり丁寧に教えてあげるようにしています。

今回買付けたファンド・商品はいつもの通りです(カッコ内は信託報酬)。

【個人型確定拠出年金(SBI証券iDeCoプラン)】
三井住友・DCつみたてNISA・日本株式インデックスファンド(0.16%)
DCニッセイ外国株式インデックス(0.21%)
EXE-i新興国株式ファンド(0.23%+投資対象ETF信託報酬0.131%程度)
EXE-iグローバル中小型株式ファンド(0.23%+投資対象ETF信託報酬0.104%程度)
三井住友・DC外国債券インデックスファンド(0.21%)
三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド(0.52%)
EXE-iグローバルREITファンド(0.23%+投資対象ETF信託報酬0.114%程度)
あおぞらDC定期

「三井住友・DC日本株式インデックスファンドS」が9月21日から「三井住友・DCつみたてNISA日本株インデックスファンド」に名称変更し、信託報酬(税抜)も0.16%に引き下げられたのが嬉しい。どんどんインデックスファンドのコストが低下しているのが実感できます。素晴らしい時代になったものです。

さて、先日は弟から企業型確定拠出年金(企業型DC)の商品選択とポートフォリオ配分について相談を求められたことを紹介しました(関連記事:弟の企業型確定拠出年金の商品選択にアドバイス―「みずほ信託銀行インデックスファンドS」シリーズは驚きの低コスト)。それに続いて、今度は妹の旦那から同じ相談を受けることに。義弟も勤務先の確定給付型企業年金が企業型DCに移行するそうです。

義弟は一応、自分なりのポートフォリオを作ってきたのですが、日経225に連動するインデックスファンドとTOPIX連動のインデックスファンドを両方組み込むなど初心者にありがちな誤解もちらほら。「これは分散になってないから」と各種指数についての簡単なレクチャーや異なる資産クラスに配分意味など説明しました。さすが国立大学大学院修了で東証一部上場の一流企業で働く技術者だけに飲み込みが早い。こちらも調子に乗って期待リターンやリスクのσについてや、とくにリスクは統計上の正規分布だけでは予測できず、どうしてもテールリスクを排除できないことなどまで説明してしまいました。本人もかなり納得したようで、自分なりのポートフォリオを作れそうです。

それからもうひとつ。会社の同僚がiDeCoに関心を持ち始め、やはり相談を持ち掛けられました。こちらは、そもそも制度の概要からの説明となります。金融機関によって手数料や商品ラインアップが全く異なること、お薦めの金融機関なども紹介しました。本人もすっかりその気になって、さっそく資料を請求したそうです。今度はポートフォリオの決定と商品選択について相談に乗ってくれと言われています。

私の周辺だけでもこれだけのことがあったのですから、やはり確定拠出年金は企業型と個人型を合わせると確実に普及しつつあるということを実感。それは同時にコツコツ投資やインデックス投資が少しづつ普及しているということです。小さな動きかもしれませんが、日本人の投資への認識を変える大きな一歩ではないでしょうか。

こうしたことは恐らくいろいろなところで起こっているのでしょう。既にiDeCoなどで運用をしていた人の中には、私と同じように相談を求められている人がいるのでは。そういうとき、ぜひ親身になって丁寧に教えてあげて欲しいと思います。まだまだ日本では積み立て投資もインデックス投資も少数派です。だから、まずは仲間を増やすことが一番大切だと思うからです。

【ご参考】
iDeCoプランの選択肢としてお薦めなのは運営管理手数料が無条件無料で低コストインデックスファンドをそろえるSBI証券、楽天証券、マネックス証券、イオン銀行、松井証券です。iDeCoへの加入を検討している人は、これら金融機関のプランも研究することをお勧めします。いずれもネットから無料で資料請求できます。⇒SBI証券確定拠出年金プラン楽天証券確定拠出年金プランイオン銀行確定拠出年金プランマネックス証券確定拠出年金プラン松井証券確定拠出年金プラン

また、iDeCoは、やや制度が複雑なので解説書を読んで研究するのも良いでしょう。最新の情報を盛り込んだ解説書としては大江英樹さんの『はじめての確定拠出年金投資』山崎元さんの『確定拠出年金の教科書』竹川美奈子さんの『一番やさしい! 一番くわしい! 個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)活用入門』田村正之さんの『はじめての確定拠出年金』を挙げておきます。



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