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2017年10月25日

"稲妻の輝く瞬間"に市場に居続けるためには―今月の積み立て投資(2017年10月特定口座)



2017年10月24日も日経平均株価は上昇し、ついに16連騰です。ニューヨーク・ダウ平均も史上最高値を更新し日米ともに株価の急速な上昇が続いています。まさに"稲妻が輝く瞬間"。こういうタイミングにおいて市場に居続けることが、結局は株式投資で利益を出す絶対条件なのです。でも、それがいつ来るのか分からない。だからこそ"瞬間"なわけです。でも、積み立て投資を続けていれば、まず間違いなくこの瞬間に参加できます。今月もいつも通りにファンドを買付けました。

今月、買い付けたファンドは以下の通りです。

【特定口座(SBI証券)】
ニッセイ日経225インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.25% 信託財産留保額:なし)
<購入・換金時手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.2% 信託財産留保額:なし)
たわらノーロード新興国株式
(信託報酬:税抜0.495% 信託財産留保額:0.3%)
Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
世界経済インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.1%)
iTrust世界株式
(信託報酬:税抜0.89% 信託財産留保額:なし)
【直販投信】
ひふみ投信
(信託報酬:税抜0.98% 信託財産留保額:なし)

今月は自由積立で年4回購入している「ひふみ投信」の積立設定月でした。また、購入しているファンドの中で「たわらノーロード新興国株式」に続いて「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」も信託報酬の引き下げを発表し、11月21日から信託報酬は0.189%となります。ついに先進国株に投資するコストが0.2%を割り込んできました。素晴らしい時代になったものです。

さて、今回の急激な株価上昇で私のポートフォリオの評価額もかなり増加しました。まさかこんな展開になるとは想像もできず。これだから相場は難しい。よく株式投資は「タイミングが重要」と言われます。それは確かに事実なのですが、問題はそのタイミングが容易に分からないということ。はたして今回の連騰を事前に予測できた人がどれほどいたでしょうか。逆に「選挙は大きなイベントなので、いったんは手仕舞いして様子を見るべき」と言っていた人がいたくらい。でも、もし事前に手仕舞いしていたら今回の"稲妻が輝く瞬間"を指をくわえて眺めているだけになったことでしょう。

こうしたことを考えるたびに、やはり投資はバイ&ホールド戦略で臨むのが普通の人にとっては間違いが少ないということが分かります。そして、その中でもっとも心理的な負担が少ない方法が積み立て投資なのです。これならポジションはいつもニュートラル。デーンと構えて、"稲妻が輝く瞬間"を楽しむことができました。確かに投資効率は一括投資よりも劣りますが、私は常々「個人投資家は投資効率などにこだわる必要はない。それよりも方法の簡便さと心理的負担の少ないことのほうが重要」という立場なのです。

ちなみに"稲妻の輝く瞬間"というのは、チャールズ・エリスの『敗者のゲーム』に出てくる言葉です。エリスは過去72年間で株価上昇がベストな5日を逃すと、株式投資のリターンは半減すると指摘しています。それほど「常に市場に居続けること」というのは重要なのです(エリスの『敗者のゲーム』は名著であり、長期投資やインデックス投資を志向する人は絶対に読んでおいて損のない本です)。



今後、株価がどのようになるのか想像もつきません(もちろん、ある程度のスピード調整は必ずあると思いますが)。しかし、"稲妻が輝く瞬間"を逃さないためにも、引き続き積み立て投資で市場に居続けることを心がけているのです。

【ご参考】
来年から「つみたてNISA」も始まることで、あらためて積み立て投資に関心を持つ人も多いことでしょう。まずは簡便な参考書で研究してみては。お薦めの参考書として、カン・チュンドさんの『忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術』と星野泰平さんの『終わりで大きく儲かる「つみたて投資」』を挙げておきます。ぜひ参照してみてください。

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