2017年9月26日

会社員の兼業投資家はドーピングしているようなもの―今月の積立投資(2017年9月特定口座)



毎年のことなのですが9月は期末ということもあり、仕事が非常に忙しいです。今月もかなり残業してしまいました。そのためブログの方も毎日更新とはいかず、少しペースを落としています。ただ、これだけ忙しくても自動積立サービスを使えば投資を継続できるわけですから便利なものです。今月も淡々と積み立て投資を実行することができました。やり方さえ工夫すれば、会社員が仕事をしながら投資するというのは非常に簡単なことなのです。そして、じつは会社員が兼業投資家として投資するというのは、専業投資家よりも有利な点が多い。ある意味でドーピングをしてレースに参加するようなものだからです。

今月、特定口座で買い付けたファンドは以下の通りです。

【特定口座(SBI証券)】
ニッセイ日経225インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.25% 信託財産留保額:なし)
<購入・換金時手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.2% 信託財産留保額:なし)
たわらノーロード新興国株式
(信託報酬:税抜0.495% 信託財産留保額:0.3%)
Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
世界経済インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.1%)
iTrust世界株式
(信託報酬:税抜0.89% 信託財産留保額:なし)

あいかわらず何の変化もありません。新興国株式インデックスファンドは「たわらノーロード新興国株式」から「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」に乗り換えようかと考えていたのですが、「たわらノーロード」が信託報酬の引き下げを発表しましたので、乗り換えの必要はなくなりました。やはり既存ファンドの信託報酬を引き下げるというのは望ましいことなのです。なぜなら、既存の受益者の利益を軽視しないという点で誠実だから。

さて、私のような会社員が片手間で投資することについて山崎俊輔さんが面白い記事を書いていました。

会社員こそ投資家になろう 「できない」は誤解(NIKKEI STYLE)

これは非常に大事な指摘を含んでいます。会社員も労働者ですから、最近の労働分配率の低下に対抗するためには、投資によって資本家サイドから剰余価値を取り戻さなければならにというのは、このブログでも常々指摘してきたことです。そして、次の指摘も非常に興味深いのものがあります。
働きながら投資することは、投資をノルマにしなくていいということです。よく専業投資家であるデイトレーダーに憧れる人がいますが、「投資が仕事」の場合は、生活費を投資から必ず稼がなければなりません。マーケットは良いときも悪いときもありますから厳しい仕事といえます。
「会社員兼投資家」なら、生活費は仕事の収入から賄い、資産形成のみ投資の力を借りるというスタイルで投資と付き合うことができます。相場の短期的な値下がりがあっても、回復をのんびり待つこともできます。

これは全くその通りで、じつはサラリーマンによる兼業投資というのは、専業投資家と比べてものすごいアドバンテージがあります。なにしろ生活の糧は投資とは別の給与収入で賄われているのですから、どんなに含み損が生じても生活はびくともしません。投資効率さえ無視すれば損切りの必要もなく、どんな状態でも相場に居座り続けることができる。

投資はプロもアマも専業も兼業も同じルールが適用される土俵ですが、ある意味でリスク許容度の範囲内で投資するサラリーマン兼業投資家というのは無敵の存在です。それはドーピングをしてレースに参加しているようなものですから。専業投資家からすれば、内心「卑怯な奴らだ」と思っているのでは。だからこそ、そういったサラリーマンが投資することによる優位性というものを生かすことがとても大切だと思うのです。

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