2017年6月27日

タカタのような破綻企業の株は買っていはいけない―今月の積立投資(2017年6月特定口座)



相変わらず歯槽膿漏の調子が悪いです。歯医者でのメンテナンスやや日常の洗浄を強化したことで全体的には調子が上がってきたのですが、とくに悪化している歯1本の歯茎の腫れがなかなかひかない。おかげで最近は投資どころではりません。やっぱり体調不良などが続くとインデックスファンドの積み立てなど“ほったらかし投資”は本当に楽なのです。個別株投資なら、こうはいきません。とくに最近は優良企業と見られていた企業が突然に経営危機に陥ったりしますから。

今月もとくに変わりなく積立投資を実施しました。今月買い付けたファンドは以下の通りです。

【特定口座(SBI証券)】
ニッセイ日経225インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.25% 信託財産留保額:なし)
<購入・換金時手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.2% 信託財産留保額:なし)
たわらノーロード新興国株式
(信託報酬:税抜0.495% 信託財産留保額:0.3%)
Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
世界経済インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.1%)
iTrust世界株式
(信託報酬:税抜0.89% 信託財産留保額:なし)
【特定口座(みずほ銀行)】
i-mizuho東南アジア株式インデックス
(信託報酬:税抜0.63% 信託財産留保額:0.3%)

久しぶりにi-mizuho東南アジア株式インデックスをスポット購入。ただ、とくに相場観があるわけではなく通常のリバランスの一環です。昔はみずほ銀行は1万円からしか投資信託が買えなかったので、こうして年に数回スポットで購入する形になっています(現在は月1000円から積立設定が可能)。あと、みずほ銀行で購入しているのは、もともとi-mizuhoシリーズがみずほ銀行とみずほ証券でしか買えなかった名残です。現在は主要ネット証券でも買うことができますが、単純に面倒くさいので依然としてみずほ銀行で買い続けているにすぎません。

ところで昨日から新聞を読んでいると、タカタの民事再生法申請が話題になっていました。タカタに関しては遅かれ早かれこうなるというというのが一般的な見方だったわけですが、なぜだか23日には株価がストップ高に。大手自動車メーカーが支援に入るとの一部報道を材料に飛びついた人がいたようです。しかし、月曜日には民事再生法申請で上場廃止が決まりました。いまだに値がついていません。金曜日にタカタの株を買った人はかわいそうなことになったわけです。

私は個別株への投資もしていますが、破綻の可能性のある企業には投資しないというの基本中の基本です。もちろん、新たな支援企業が現れて事業再生するケースもあるのですが、大抵の場合はスポンサーによる支援の前に既存株式の100%減資などが行われます。そうしないとスポンサーも出資額が余計にかかってしまい、円滑な支援に支障があるからです。そして、経営破綻によって株主が損失を被るのは、当然のことなのです。それが「株主責任」というものです。

それくらい個別株への投資というのと、その企業個別のリスク対して厳しい責任が問われる。だからまともな投資としは、経営破綻の可能性がある企業に普通の人は投資してはいけないわけです(それでも投資するというのは、投資とは別の観点が必要でしょう。それは個人投資家ではなく、プロの仕事です)。

ちなみに個別株投資には、つねに個別企業リスクが付きまといますが、インデックス投資は広く分散されたポートフォリオで投資するため、実質的には個別企業リスクから解放されています。ここにもインデックスファンドなどによって幅広い銘柄に分散投資するメリットがあるのです。

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