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2017年3月27日
資産を積み上げる楽しみ―今月の積立投資(2017年3月特定口座)
2016年度ももうすぐ終わりで、4月から新年度です。新生活が始まる人も多いことでしょう。かくいう私も、どうやら久しぶりに異動となりそうです。もっとも部署が変わるわけではなく、部署内での担当の変更みたいなものですが、それでも引き継ぎ作業などで忙しくなってきました。そんな中、今月も淡々と積立投資を実行しました。
今月、買い付けたのは以下のファンドです。
【特定口座(SBI証券)】
ニッセイ日経225インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.25% 信託財産留保額:なし)
<購入・換金時手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.2% 信託財産留保額:なし)
たわらノーロード新興国株式
(信託報酬:税抜0.495% 信託財産留保額:0.3%)
Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
世界経済インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.1%)
iTrust世界株式
(信託報酬:税抜0.89% 信託財産留保額:なし)
【特定口座(三菱東京UFJ銀行)】
eMAXISバランス(8資産均等型)
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.15%)
前月から新興国株式インデックスファンドを「たわらノーロード新興国株式」に変更したほかは、相変わらず代わり映えのないラインアップです。こういったところが“インデックス投資には、面白みがない”と言われる所以かもしれません。
ただ、確かに「売った・買った」といったいわゆる投資的な楽しみというのはないのですが、それとは別に少しずつ資産を積み上げていくという楽しみが積立投資にはあります。毎月少額でも積立を続けることで、気が付けばかなりの金額になっているものです。それは資産形成の楽しみということができそうです。ただし、知らないうちに大きな金額をリスク資産に投じているということにもなりますから、それは積立投資の“怖さ”でもあります。
また、一括投資と比較して積立投資は投資効率に劣るのは事実です。積立を実行する時期によってリターンも大きく変わってくるので、最善の投資手法とは言えません。しかし、サラリーマンにとっては積立投資は、毎月の収入の中から工面した余剰資金を、そのタイミングで一括投資しているという面もあります。結局、サラリーマンの資産形成とは、そういったものにならざるを得ないということでしょうか。
そんなわけで、インデックス投資も積立投資も、ベストではないけれどもベターな投資方法として選択されているというのが正直なところなのです。そして、日常生活においては、ベストを追求することだけでなく、ベターな判断を積み重ねていくこともまた、大人の知恵というものでしょう。
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【ご参考】
積立投資については様々な参考書がありますが、とくにカン・チュンドさんの『忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術』、星野泰平さんの『終わりで大きく儲かる「つみたて投資」』が分かりやすいです。