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2017年2月14日

久しぶりにリバランスを実行―新たに「たわらノーロード新興国株式」を購入しました



年初にブログで書きましたが、通常の特定口座で積立投資しているインデックスファンドのポートフォリオ配分が目標ポートフォリオ配分から大きく乖離していました。

ちょっとリバランスが必要だ―2016年末の積立投資ポートフォリオ

このためめ久しぶりにリバランスを実行しました。ノーセルリバランスで済まそうかとも考えたのですが、それだと新規投入する資金がけっこう大きくなることが判明。あまり無理に資金を投入したくなかったので、今回はオーソドックスにオーバーウエイトになっている先進国債券インデックスファンドを一部売却し、アンダーウエイトになっていた新興国株式インデックスファンドを追加購入しました。若干の課税が生じますが、こればかりは仕方ありません。また、今回から新たに新興国株式インデックスファンドは「たわらノーロード新興国株式」を購入することにしました。

私はバランスファンドをコアに置いて、個別アセットのインデックスファンドを追加購入する形でポートフォリオを作っていますから、基本的にリバランスの頻度は非常に少ないです。ほんとに1~2年に1回ぐらいの頻度。ただ、馬鹿げた話ですが昨年初にリバランスのために売却しようと思っていた先進国債券インデックスファンドのことをすっかり失念していました。昨年末にポートフォリオを確認したときにそれに気付き、びっくりしたわけです。ここにきて"トランプ相場"もやや落ち着いてきましたから、ちょうどいい機会だと思ってリバランスを実行しました。

今回、リバランスのために売却したファンドと、購入したファンドは以下の通りです。

【一部売却】
SMTグローバル債券インデックスオープン

【購入】
たわらノーロード新興国株式

これまで新興国株式インデックスファンドは「eMAXIS新興国株式インデックス」を購入していたのですが、このほど新たに低コストのサブラインとして「eMAXIS Slim」が設定されたことで、既存のeMAXISのコストが今後引き下げられる可能性は低くなったと判断し、ファンドを乗り換えることにしました。「たわらノーロード新興国株式」は信託報酬(税抜)が0.495%と業界最安値ですし、(日経新聞の飛ばし記事かもしれませんが)「たわらノーロード」シリーズの信託報酬引き下げの噂もありますので期待したいところです。

ただ、純資産残高がまだ10億円程度しかなく、実質コストも1年未満の変則決算の数字しか分からないのが気になるところです。しかし、変則決算ながら第1期の運用報告書を読んで、まあそれほど無茶な運用にはならないだろうと判断しました。マザーファンドも2016年4月段階で360億円ありますから(これは新興国株式インデックスファンドのマザーファンドとしては、比較的大きな規模です)。

新興国に投資するインデックスファンドは、株式・債券ともに投資対象国の資本規制などの関係で低コスト化が難しい分野です。このため低コスト競争もやや停滞気味。それだけに今後のコスト競争の主戦場となる可能性を秘めています。

例えば「eMAXIS Slim」に、より低コストな新興国株式インデックスファンドが設定されるとかなり面白いことになるでは。また、「iFree新興国株式インデックス」はベンチマークがファンダメンタルインデックスであるFTSE RAFIエマージングインデックスのためポートフォリオのコアには使いにくいのですが、ファンダメンタルインデックスという指数自体はは非常に面白いです。それで信託報酬(税抜)0.34%ですから、ポートフォリオの味付けやサテライトとして十分に利用価値があると思います。

新興国投資についてはいろいろと意見があるのですが、私は"新興国投資大好き人間"なので、今後はこの分野でも魅力的なファンドの登場、そして低コスト競争が活発化して欲しいと願っています。

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