2017年1月26日

上げ相場でも淡々と―今月の積立投資(2017年1月特定口座)



ついにニューヨーク・ダウ平均株価が2万ドルを超えました。“トランプ・ラリー”もそろそろ息切れと思っていたのですが、やはり米国の経済は意外と堅調なのでしょう。基本的に米国の株価が上昇すると日本の株価もつれて上がるケースが多いので、またまた上げ相場が続くのかもしれません。ただ、やっぱり相場の先行きは全く読めないもの。だから上げ相場んでも淡々と積立を続けることにしています。今月も通常通りに積立投資が約定しました。

今月、買い付けたのは以下のファンドです。

【特定口座(SBI証券)】
ニッセイ日経225インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.25% 信託財産留保額:なし)
<購入・換金時手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.2% 信託財産留保額:なし)
eMAXIS新興国株式インデックス
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
Funds-i新興国債券・為替ヘッジ型
(信託報酬:税抜0.6% 信託財産留保額:0.3%)
世界経済インデックスファンド
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.1%)
iTrust世界株式
(信託報酬:税抜0.89% 信託財産留保額:なし)

【特定口座(三菱東京UFJ銀行)】
eMAXISバランス(8資産均等型)
(信託報酬:税抜0.5% 信託財産留保額:0.15%)

【直販投信】
ひふみ投信
(信託報酬:税抜0.98% 信託財産留保額:なし)

基本的に積立商品に変更はありません。ひふみ投信は「自由つみたて」を利用して3カ月ごとに購入しており、1月は購入月でした。今年もバランスファンドをコアに、個別資産クラスのインデックスファンドを若干組み合わせることでポートフォリオの資産配分をコントロールするという方法を採用しています。これならコアのバランスファンドが自動的にリバランスしてくれるため、手動リバランスは数年に1回ぐらいの頻度で大丈夫なので、とても楽なのです。また、ひふみ投信とiTrust世界株式という二つのアクティブファンドはサテライトポートフォリオの位置づけで少額だけ購入しています。

さて、ニューヨーク・ダウ平均は2万ドルを超えるなど、なんとなく相場の先行きに楽観論もあるわけですが、個人的には2017年は非常に不確定要素の多い年ではないかと感じています。というのもトランプ大統領が就任以降、続々と公約に基づく大統領令に署名しているからです。当初は選挙向けリップサービスだと思っていたものが、いざ実行されるとなると、保護主義的政策も含めて世界経済にどのような影響を与えるかまるでわかりません。

日本にとってもこれは同様で、またまた日米貿易摩擦のようなことになれば、大抵の場合は日本にとって不利な条件で事態が終息するケースが多い。そうなると日本の株価にとってマイナスの影響が生じるかもしれません。その意味で2017年は、例年以上に先行きが読めない年のように思います。

こういった不透明な情勢の時こそ、がっちりと足元を固めることが大切になるでしょう。やはり徹底した分散投資しか状況の変化に対応する術は無さそうです。資産クラスの分散だけでなく、買付タイミングの分散も今まで以上に重要になるかもしれません。そんなわけで、今年もコツコツと積立投資を継続していくことになるのです。

【ご参考】
積立投資については様々な参考書がありますが、とくにカン・チュンドさんの『忙しいビジネスマンでも続けられる 毎月5万円で7000万円つくる積立て投資術』、星野泰平さんの『終わりで大きく儲かる「つみたて投資」』が分かりやすいです。

関連コンテンツ