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2016年11月8日
“予想”して投資するのは好きじゃない―米大統領選直前の投資戦略
いよいよ米国では大統領選挙の投票日です。事前調査ではヒラリー・クリントン氏が若干優位との報道が多いですが、6月のBrexitショックの例もあるので、あまり楽観できません。選挙は、箱を開けるまで分からんのです。だから、ドナルド・トランプ氏の逆転も大いにあり得る。トランプ氏が当選した場合、株式相場は“トランプ・ショック”に見舞われる可能性もあるわけですから、私のような弱小個人投資家も、なんだか身構えてしまいます。こうしたイベントを前にしての投資行動は、どうするべきなのでしょうか。
なんとなく市場はヒラリー氏勝利を織り込んでジワジワと買い進められています。個人投資家レベルでも、今のうちに米国株や先進国株式ETF・インデックスファンドを積極的に買い進めるという考え方もアクティブな投資戦略としては十分にありでしょう。逆に、トランプ・ショックに備えて一旦はポジションを解消して、キャッシュを厚めに持っておくというのも慎重な投資行動として正しいと思う。
ただ、個人的には“予想”に基づく投資行動があまり好きではありません。予想することが悪いのではなく、私が意外と物事に対して根に持つ性格なので、自分の予想が外れて、逆の目が出たときに気分が悪いからです。そもそも投資なんかで気分が悪くなるのはバカらしい。
ということで、基本的にイベント前は何もせずにやり過ごし、イベントを通過してからどうするか決めるのが私のいつものパターン。もし“トランプ・ショック”が起これば、意外と絶好の買い場を提供してくれるかもしれません。やはり投資は“安くなったら買う”が基本ですから。