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2016年10月6日

SBI証券が個人型確定拠出年金(iDeCo)にDCニッセイ日経225インデックスファンドAやiFree NYダウ・インデックスを追加



またまたSBI証券が個人型確定拠出年金(個人型DC、愛称:iDeCo)で攻勢をかけてきました。11月8日から、ニッセイアセットマネジメントが新規設定した超低コストインデックスファンド、DCニッセイ日経225インデックスファンドAとDCニッセイJ-REITインデックスファンドA、さらに大和証券投資信託委託の超低コストインデックスファンド、iFree NYダウ・インデックスをiDeCoにラインアップします。

個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の運用商品拡充のお知らせ~「DCニッセイ日経225インデックスファンドA」などの国内最低水準の低コストインデックスファンドを追加~(SBI証券)

日経225やJ₋REITに投資するインデックスファンドは、すでにプランに存在するのですが、商品が重複するのもお構いなしに徹底的に低コスト商品を追加してきます。iDeCoは新規参入する楽天証券のプランが運営管理手数料の安さと低コスト商品のラインアップで注目されているのですが、SBI証券お得意の“後出しジャンケン”で大反撃が続いているわけです。

11月8日(予定)から新たにSBI証券のiDeCoプランに追加される商品は、以下の3ファンドです。



日経平均株価に連動するインデックスファンドとしては、すでにニッセイ日経225インデックスファンド(信託報酬:税抜0.25%)がありましたが、新たに投入するDCニッセイ日経225インデックスファンドAは信託報酬が税抜0.19%とさらに低コストとなっています。しかもインデックスファンドAの方はベンチマークが「配当込み」の日経平均トータルリターン・インデックスです。

また、東証REIT指数に連動するインデックスファンドは従来、DCニッセイJ₋REITインデックスファンド(信託報酬:税抜0.55%)と平凡な商品しかありませんでしたが、新規設定されたDCニッセイJ₋REITインデックスファンドA(信託報酬:税抜0.25%以内)が登場したことで、業界最低コストの商品がそろうことになります。

iFree NYダウ・インデックスをラインアップに加えるというのもユニーク。基本的にポートフォリオのコアは幅広く分散投資できる先進国株式インデックスファンドを活用するのが本筋ですが、米国株にオーバーウエイトしたポートフォリオを作りたい人には、低コストでダウ平均株価に投資できるわけですから、やはりポートフォリオの味付けに重宝しそうなファンドです。

とにかくここにきてSBI証券のiDeCoプランの商品ラインアップの充実度がスゴイ。各資産カテゴリーで徹底的に業界最低水準の信託報酬となるファンドをそろえるという姿勢が鮮明です。

じつは来年1月から施行される改正確定拠出年金法では、加入者の商品選択を容易にするためという理由で商品数の削減が盛り込まれています(個人的には、この規制には大反対です!)。このため改正法施行後に商品ラインアップを拡充するのは非常にハードルが高くなる公算が大きい。そこでSBI証券は今のうちに駆け込みでランアップを強化しているのでしょう。そういうなりふり構わぬ無茶苦茶さも、良い意味でSBI証券の社風なのかもしれません。

いずれにしてもiDeCoの選択肢として最有力の地位は絶対に譲らないというSBI証券の意気込みを感じました。

【関連記事】
iDeCoはSBI証券と楽天証券が最もお得な金融機関の地位を巡って猛烈な競争をしています。どちらのプランを選べばいいのか当ブログでも考察していますので、関心のある方はご参照ください。今回の追加情報も盛り込んで随時、加筆・更新していきます。

SBI証券と楽天証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)を徹底比較―加入者の属性や考え方によってそれぞれに優位性がある

【ご参考】
iDeCoプランの選択肢としてお薦めなのは運営管理手数料が無条件無料で低コストインデックスファンドをそろえるSBI証券、楽天証券、マネックス証券、イオン銀行、松井証券です。iDeCoへの加入を検討している人は、これら金融機関のプランも研究することをお勧めします。いずれもネットから無料で資料請求できます。⇒SBI証券確定拠出年金プラン楽天証券確定拠出年金プランイオン銀行確定拠出年金プランマネックス証券確定拠出年金プラン松井証券確定拠出年金プラン

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